20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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利久草

2020年06月15日 | Weblog

            

 この利久草。

 お花屋さんで見つけたものですが、利久という響きも、とても好きです。

 利久梅、何より好きな色、利休鼠。

 そして利久七種茶碗。

 茶湯の、茶碗です。

 

 利久が愛した、楽焼を作った、長次郎作の茶碗のうち、利久が名作とした七つの茶碗。

 黒楽茶碗、赤楽茶碗。

 私は、この季節になると、楽焼茶碗が見たくなります。

 時々、三越本店の特選画廊に展示するので、それを見るだけで満足していますが・・・。

 

 滋賀の守山市にある佐川美術館。

 水庭の奥にある、樂吉右衛門館を、一度、見てみたいと思っています。(かなり以前、「新・日曜美術館」時代に見ました)

 樂家は、利久の侘び寂びの美を、建物でも継承しているような気がします。

 梅雨の、こんな季節だからこそ、そぼふる雨に打たれる水庭と、楽茶碗を見たいと、毎年思いますが、いまだ願い叶わずです。 

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