お隣の公園の水辺に、またカワセミがやってきました。
野鳥にお詳しい、友人のノンフィクション作家の国松俊英さんに伺ったところによると、「カワセミは一年中、そこら中にいる鳥だよ」とのこと。
俳句では、夏の季語なんですけどね。
カワセミは水の中からのびている、細い小枝にいつも止まっています。
まるで、その場所が彼(彼女?)の玉座のように・・・。
じっとカメラを向けていたら
「あ、飛んだ!」
瑠璃色の、目の覚めるような鮮やかな羽が空を舞いました。
でも私のカメラでは追いかけられませんでした。
水辺をさらにあるいていると、カモが、亀たちが甲羅干しをする平らに岩の上で、亀の居の間に毛繕いをしています。
いやいや、それともカモが亀を追い払った・・・?
ともかく、小春日和のお天気のいい日は、人間も、鳥たちもご機嫌です。
私もカワセミって、晩秋から冬にかけてのほうがよく見かけるのにどうして夏の季語として分類されているのかなと思っていました。調べると、あの翡翠の色が涼しげだからということのようです。
そうですか。
カワセミが水辺をとんでいる姿は、とっても涼やかですものね。
だから,夏の季語に・・・。
昔の人は、ほんとうに鋭い美意識を持っていたと驚かされますね。