こんなにあたたかくなってくると、浮かぶのがこの季語。
「山笑う」
山また山に囲まれた盆地である秩父生まれの私にとって、山は子どもの頃からの原風景です。
いまは空気の澄んだ日に、高層階の我が家から、遙か遠く秩父連山の蒼い山並みが見えるだけですが。
逆に体の縮こまってしまう、寒い冬の季語は「山眠る」
眠っていた季節が目をさまし、笑う。それが春の季語「山笑う」です。
山が眠ったり、笑ったり・・・。
なんて日本語はユーモラスで、豊かなのでしょう。
あたたくなり、木の芽も動物たちも人間も、みんなうれしくて、くすくすと笑ってしまいたくなるこの季節。
でも、今年は被災地の皆さんの上におとずれている春を想います。
避難所で、あるいは知らない土地で、笑えるような春をみんなが迎えられるようになるのは、いったいいつのことでしょう。
(写真は、山のサイトからお借りしました)
山笑う、本当にそんな気がします
モコモコと盛り上がるように新緑が増える様は
ブロッコリーを思わせます(私だけかもしれませんが)
そう、この災害では野菜も被害者?ですね
キャベツやホウレン草はロータリーをかけてしまうしかない
種籾もいつ蒔けるのかめどがつかない等々・・・
うれしい春が皆さんの心にも一日も早く来てほしいものです
moriさんのやさしさが、伝わってきます。
原発のせいで、ほんとうにたいへんなことになっています。
お野菜だって被害者ですよね。
力の限り芽を出し、葉をのぼし、育ってきたのに、廃棄だなんて。
ほんとうにやりきれないです。