20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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彫塑

2018年08月18日 | Weblog

           

 グロテスクな顔をした、魚の彫塑。

 でも見方によれば、愛嬌があるのかもしれません。

 

 彫塑って、すごく大変なんでしょうね。

 生み出すパワー。

 それを感じるだけでもすごいです。

 

 今日は午後から8月、2回目の創作教室です。

 皆さん、すごく力強く作品を書いていらっしゃいます。

 私はこの3週間で、2000枚くらいの原稿を読んでいるかもしれません。

 受講生の人たちはそれに合わせて書いてくるのですから、もっと大変です。

 この思いをずっと持ち続けて欲しいと思います。

 

 私の習作時代は、創作教室というのはありませんでしたが、児童文学学校というのがあって(いまもあり、現在46期。一年開講できなかった年があったので1期から考えると47年が経過)私は、その8期でした。

 当時は、児童文学花盛りの時代と言われていて、「商業主義」という言葉の問題意識も、みんなで共有していました。

 8期の受講生は150名ほど。

 会場も、水道橋の大きな場所を3つの部屋に分かれて借りていました。

(いまは、商業主義などという言葉は、議論の俎上にも上がらないくらい、「売れる」「売れない」が当たり前の言葉になっていますが・・・。もちろん、売れなきゃ、困りますけどね。)

 

 終了後、8期の受講生仲間たちと作った「わっせ」という同人誌の同人は、60名を超えていました。

 けれど現在、作家として生き残っているのは3人。評論家は1人。

 あれから40年近い年月が経過しています。

 そんなことをふと思った、秋の気配を感じる土曜日の朝です。

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