20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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秋のお彼岸

2015年09月19日 | Weblog

            

「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、明日はその、秋の彼岸入りです。

 あの暑かった夏は、お彼岸を待たずして、がらりと様子を変え寒さを運んできています。

 こうした昔ながらの言い伝えも通用しないような、お天気になっているということでしょうか。

 この季節、「ぼたもち」は「おはぎ」にネーミングがかわります。

 

 子どもの頃、お彼岸の朝。

 遠くから小豆をことこと煮ている匂いが漂ってきます。

 それで目が覚めたものです。

 起きていくと、ことことことこと、小豆が呼吸するようにお鍋の中で飛びはねています。

 そんな母が作ってくれた「ぼたもち」は、秋でも春でもいつでも「おはぎ」というような上品なものではなく、あれは確かに母の「ぼたもち」でした。

 

 今日はこれから、お墓のお掃除と、お墓参りです。

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