20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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『あめ・のち・ともだち』出版お祝い会

2015年07月11日 | Weblog

          

 今夜は新宿のイタリアンのお店で、『あめ・のち・ともだち』(北原未夏子作・市居みか絵・国土社)の出版お祝い会です。

 『あめ・のち・ともだち』は、日本児童文学者協会と国土社の共同企画から生まれた「ともだちっていいな☆」で入賞された作品です。

 「ともだちっていいな☆」は、これまで3冊の単行本が出版され、このご本が4冊目です。

 

 この公募は、小学校低学年向けの幼年童話です。

 2年生の男の子が、友だちのお誕生日に、前から約束していた新宿の「フォーレンジャー」のお店で会おうというのですから、実に冒険心に溢れた物語です。

 とにかく、お引っ越しした千葉のはずれから、東京駅まで、ひとりでやってくるのですから。

 それから、彼は新宿へと乗り換えようと、東京駅をうろうろしているところで保護されます。

 

 2年生の男の子を、そこまで駆り立てる思いとは・・・。

 そのダイナミズムさが、この作品の命になっています。

 作者の、怖れずに子どもたちを前へ前へ進ませようとさせるチャレンジ精神・・。見事です。 

 

コメント (2)
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