太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

自然に適度は無い

2024-07-26 07:45:29 | 日記

 夜明け前後のひんやりした外気、夕方窓から吹き込むそよ風、日中の猛暑の日々、これほど有難いことはない。軽井沢の別荘で過ごしている人にはこの有難さは分からないだろう。基本扇風機しかない部屋で過しているから猶更だ。その扇風機壊れてしまったのだが修理を試みた。見事に復活してニンマリである。さあ掛って来い、この夏はこれで乗り切るぞ。冗談は言っていられない。年下の初老がエアコンの無い部屋で熱中症で死亡したというニュースがあった。正直無理はできないなと思っている。

東北地方が大雨に見舞われて洪水が発生している。農作物の被害も甚大なものになるだろう。流域に降った雨と河川に流れ込む量はシミュレーションできるだろうから氾濫は予測できそうな気がする。人災と呼ぶのは簡単だが河川は土砂の堆積などで水底は絶えず変化している。堤防の補強(嵩上げ)はピンピントで予測することは難しいのかも知れない。雨も農作物にとっては必要なものだが自然には適度というものがない。過剰か過少のどちらかである。イタチごっこだが防災に完成というものはない。人災は主に行政の事後処理に顕著である。能登の復興はまだまだ。絆を美談にしては駄目だ。これから台風のシーズンに突入する。首長の覚悟が問われる。コロナも11波が懸念されている。10月からワクチン接種が始まるようだが高額負担に躊躇っていたがもう気持ちは固まった。幸い過去6回大した副反応は無かった(本当に効いているのかと疑ったくらいだ)。

山形県警は大雨による救助要請で臨場中のパトカーが流され、乗っていた警察官2人と連絡が取れないと発表した。2人の安否はわかっていない。何とも悲惨なことである。パトカーだから危険だから引き返すという選択は無かったのかも知れない。構わない。引き返しても。


一体誰が考えるのだろう

2024-07-25 06:47:29 | 日記

 前の車のリアガラスに「裸で歯磨きするとちんちんが揺れる」というステッカーが貼ってあった。今度は対向車のダンプのフロントガラスに黒地に金文字で「口は辯護士 心は詐欺師」というのを見掛けた。どちらも有名なことわざ(でもないか)らしい。一体誰が考えたのだろう。何のためにこのステッカーを貼っているのだろう。前の車に小さな文字で何か書いてある。信号待ちで寄って見ると「これが読める程近づくな」だった。

ステッカーはキャッチコピー(和製英語)のようなものだが本来は商品や作品の宣伝「うたい文句」である。しかし何を告知したいのかわからない。我々の世代で有名なのは1968年に東大闘争の無期限ストの中で自主管理による駒場祭が開かれ橋本治氏作の有名なポスターにあった「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く」だろう。これには主義主張といった意志を感じたものだ。それに引き換えステッカーはクスッと笑う効果はあってもそれ以上なにもない。多分ステッカーの製造工程の人もクスッと笑いながら作っているのだろう。

ヒトは、人だけがなぜ笑うのだろうか?古くから数多くの研究がなされてきたがその答えは未だに完全に明らかになってはいない。思えば心の底から大笑いをした記憶は無い。あったかも知れないがここ20年くらいは多分無い。TVで古い電気製品を何でも修理するオジサンが時々取り上げられる。所ジョージさんの世田谷ベースを訪問した際の二人の掛け合いは見事だった。観ている方が幸せになる。そのオジサンは普段から今にも笑い出しそうな喋り方をする。修理が上手く行った時などは大笑いをする。何と幸せな性格なのだろうと羨む。クスッとしか笑えない人生は少し寂しいものである。

これから夏本番なのに扇風機が壊れた。もう30年くらい使っている。熱中症対策の命綱なのだが書き終えたら修理を試みる。上手く修理できれば大笑いの喜びまでは行かないが、どうだこのやろうくらいは呟くだろう。


あくまで自主的に

2024-07-24 07:51:52 | 日記

 今日は土用の丑の日、スーパーの折り込みチラシが5、6枚入るが一面は全部うなぎの蒲焼である。昔養鰻場の自動給餌機の電源に太陽電池を使うという応用があった。池の水回りに電線を張り巡らすのは危険でもありタイマーでモーターを回すのは簡単である。太陽電池と蓄電池で電源を構成する。養鰻場を訪ねたとき餌に群がるうなぎを見て驚いた。餌を求めて超絶バトルである。これが食欲に結び付くことは考えにくい。食欲が湧くのは蒲焼になってからである。しかし蒲焼を求めてバトルは起こらない。確かに旨いが高い。選ばれた人の食材になってしまった。

先日は家の周りの雑草を取った。お隣のアフガン家族は雑草を刈るという習慣は無いのか庭一面に20㎝くらいに伸びたざっそうがびっしりである。反対側のお隣は家を売却し引っ越す予定なので庭は等閑である。間の我が家は夏に伸びたものを始末した。誰に見られる訳でもないが散髪と同じでだらしない感じがして嫌なのである。勤めていた頃は全て家内任せで何もしなかった。今はこっちはリタイア、家内は元気になったとはいえ背骨の大手術をしてからは無理な姿勢はできない(と思う)。綺麗になった家の周りを見て家内は何も言わなかったが昔自分も言わなかったから同じことか。刈り取った雑草は大豪邸の芝に生えるであろう雑草量よりも多かった。散髪のとき床に落ちた髪を見て散髪して良かった自己満足するのと同じ感覚である。勿論熱中症が恐いので朝早く片付けてしまった。

考えてみればリタイア後は誰かに何かを言われて行動を起こすと言う事は殆んど無くなった。時々家内を車で送り迎えするくらいである。言い換えれば全てを自分で決めて動かなければならない。自主的とはいえ自己責任が伴う。言われてやる事よりも言われなくてもやる方が遥かに難しい。気づいたのはリタイア後である。


世の中には信じられない人も

2024-07-23 08:43:39 | 日記

 日本人男性が会社を買収された際に得た所得を税務申告していなかったとして、関東信越国税局から約33億円の申告漏れを指摘されていた。保有自社株を大手広告代理店にて約50億円に売却、譲渡所得を得ていたとのこと。男性は10年ほど前に所得税がないモナコ公国に移住したが、日本の所得税法では居住地にかかわらず、国内資産の譲渡で得た利益は課税の対象になるとのこと。ここまで読むと世界を股にかけスケールの大きな人も居るものだと驚くが珍しいことでもない。

勤めた会社の副社長で新書にも紹介された大変有名な技術者の方がいた。勿論雲の上の存在で会う事も無かったがその方が退職して何年も経ってのこと。こちらも既に転職して別の会社に居たが以前の直属の上司から連絡があり相談したいことがあるとのこと。その話が驚く。元副社長がケイマン諸島に太陽光発電のコンサル会社を作るという。そこで最近の技術に詳しい若い人を募っているどうだと言う。映画の世界のような話で簡単にYesとはならない。あれだけ有名になった人が80歳を過ぎて新しい事業を起こすのかと驚いた。

今パソコンの壁紙写真はテムズ川を挟んで向うにBIg Benが見える夜明け前の静かなロンドンの風景である。ホテルの窓から撮った写真だが絵葉書のように綺麗に撮れている。ロンドンには上司の昔からの友人が住んでおり市庁にも顔が効くからロンドンにプロジェクトを仕掛けようという話だった。夕食にはその友人が家族を連れてきて白人の奥さん中学生くらいの息子さんも同席した。こちらはドイツの子会社から博士号を持つ優秀なドイツ人スタッフも参加した。上司は私などより遥かに英語が流暢で出張には何不自由ない。こちらはもしも技術的なことがあればというカバン持ちだった。市庁には上司とその友人二人で訪問した。話は具体的提案を持って行かないと話が進まないとのこと。その後周辺ビルの屋上などを調査し太陽光発電が設置できそうなところを写真に収めた。帰国後テムズ川に太陽光発電の巨大な筏を浮かべたようなもの、実在のビルの屋上に設置したような精巧なイラスとを提案書に纏めて送ったが、テムズ川は河川局の許可、ビルの屋上は航空局の許可が必要でと難しい条件が次々出され結局沙汰已みになった。最後までその友人がどのような力を持った人なのか、何の仕事をしているのか分からなかった。日本で事業の不始末がありロンドンに移住したという噂まであった。無駄な出張だったかと言うと本来の目的地スペインでは大型プロジェクトの受注に成功した。

多くの国でまるで主役だったかのように出来事をブログに書いてきたが殆どは関係者の一員である。主役で仕掛けたモロッコ、エジプトのプロジェクトは実現しなかった。唯一主役と誇れるのはモンゴルプロジェクトくらいだろうか。故コペル先生が自慢話は良くないと言われていたがこれくらいは言ってもいいでしょう。


引き際の難しさ

2024-07-22 08:55:19 | 日記

 バイデン大統領が遂に大統領選から撤退を表明した(フェイクニュースじゃないどろうね)。後任候補はハリスさんである。最近のバイデン氏はタラップの乗り降りなど緩慢な動作が目立ち、会見での言い間違いも多い。認めたくはないだろうが老化が目立っていた。再選されても4年の任期を全うするのは難しいと本人も判断したのだろう。決して党内の圧力に屈したのではないだろう。党内圧力で何かが起こるのは日本だ。バイデンさんと変わらないお年寄りいや重鎮の名前が出て来るだけでもういいでしょうと言いたくなる。キングメーカーなどそれこそ昭和の遺物だ。岸田内閣の世論調査での支持率は1カ月前の17%から21%に4ポイント上昇した。果たして新聞の世論調査は人気投票とどこが違うのだろうか。1カ月の間に起こったことはなんだろう。結局その間にマスコミが取り上げた言葉に大きく影響されているのではないだろうか。それを内閣の支持率と呼ぶのは証拠不十分と言わざるを得ない。派閥の解消や政治資金規正法の改正は批判ああるものの一定の成果だろう。前任と違って派手なパフォーマンスの下手な現首相はちょっとバイデンさんに似たところがあると思っていた。しかし政策には頷けるところは結構ある。トランプさんと似た者は?そこまで言わせないでくれ。

未成年の女子体操選手が飲酒・喫煙でオリンピック代表から外された。結局最後は本人のオリンピック出場辞退ということになったが処罰が厳し過ぎると議論が続いている。不思議な話である。処罰は内規であったはず。外部のものがとやかく言う権利はないと思うが。内規に情状酌量の項目があるかどうか知らないが法に触れる行為を正当化はできない。転職した会社は独特の経営スタイルがあり、始業前に全員集まっての朝礼、敬礼による点呼のあと体操、その後マラソン(4㎞くらいだっただろうか)を行う。走るために転職してきた訳ではないと思いながら渋々従ってはいたがその内始業前の半強制的この行為は法に触れると内部告発があり始業前は無くなった。車通勤の工場勤務者が駐車料金月額500円徴収されることが問題となり本当に営業外収益と計上され使途は駐車場整備に限られているのか、パチンコ屋に遊びに行っても駐車はただ、こちらは働きに来ているのにと不満があった。そのそも本人の承諾なしに給料天引きはできないだろうという意見まで出され沙汰已みになった。恐ろしく理不尽な内規が数多くあり、向上ごとのローカルルールまであった。しかし内部告発や外圧によって徐々に改善され結局定年までその会社で過した。部外者が内規についてとやかく言うのも一定の効果はあるのかも知れない。しかし元知事まで巻き込んだ論争にはならないと思うが。女子選手の引き際にまで口を挟みべきではない。悩んだ末の結論だろう。