太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

川の氾濫

2015-09-11 07:35:46 | 社会観察

雨が続き、とうとう栃木や茨城で川が氾濫し、甚大な被害をもたらした。そして今日も宮城など東北地方がその脅威に曝されている。住宅が流されたり倒壊しているニュースを見ると、そこに住宅を構えている人達は50年に一度だとか、想定外の雨量などと言う言葉は通用しない後悔とやがて諦めが襲うだろう。家を購入する人は交通の便や間取りは気にするだろうが最終的には自分に見合った価格で選び、自然災害(と呼べるか否か)に対する安全性を考慮する人がどれだけあったろうか。ナイル川の氾濫ではなく、先進国の出来事である。被害も可也抑えられたと思う。スーパー堤防など要るのですかと息巻いた議員も居たように思うが、今なら何て言おう。まあ、結果で非難することは本意ではないが、結果から反省すべき点はある。天気予報がこれほど当たる時代、当然どの地域にある時間内にどれだけ雨が降ればどの川の何処が危ないというシミュレーションと元とするデータはありそうに思う。その想定(仮定)がこのような豪雨を想定していなかったならシミュレーションとしては不十分である。その仮定条件の何処に照準を合わせてスーパー堤防を作るかである。堤防の決壊は(構造)強度の問題であろう。日本人は災害も含めて自然とともに生きてきた感がある。それは「仕方ない」という諦めに尽きる。しかし、21世紀の日本で川に流されて財産や命まで失うことがあって良いものだろうか。地震や噴火と異なり予測可能な災害ではないだろうか。被害をゼロにできなくとも最小限に抑えることは可能と思う。雨が続いて沈思黙考、読書などとほざいていた自分を何処かに隠したい気分である。



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