太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

小型核開発

2018-02-05 09:10:34 | 社会観察

久し振りに晴れたが釣りに出掛けるにはまだ寒すぎる。確定申告も3回目となると慣れて来て案外早く書けそうな気がする。TVでは冬のオリンピック関連のニュースが流れ出したが今一つ盛り上がりに欠けるような気がする。競技自体より北朝鮮の参加問題の方が注目を浴びた感がある。懸命に頑張っている選手には申し訳ないが、競技人口が限られておりボルトのようなスーパーアスリートが現れないのも不人気の一つだろう。さらに言えば競技ルールが少し分かり難い。スピードスケートやアルペン競技のようにタイムを競うものは別だが、フィギュアやフリースタイルスキーは形(外観)や難易度が加点対象になり、素人には分かり辛さがある。

素人ついでに、フィギュアのフリーでバク転をしたら幾ら加点?相撲中継でNHKは懸賞垂れが周るときカメラをズームアウトするが、スキー選手が表彰台で板に書いてあるスポンサー名を必死にこちらに向けるがこれもズームアウト?ジャンプの飛距離は踏切と着地点間の距離さろうが何処までがジャンプで何処からが落下なのか、もし垂直の斜面だったら飛距離は計測不能の無現大?フィギュアは体重別を入れて120kgの選手が華麗に銀盤を舞ったら世界の肥満を勇気づけられる?こんなことばかり思うから嫌われる。

新聞によるとアメリカが核戦略体制の見直しで小型核を開発するという。日本政府もこれを歓迎しているとのこと。通常兵器の攻撃に対しても報復核として使用できるため抑止力になると言っている。(都市や場合によっては国をも消滅させる)大型の核弾頭は逆に使い難い。つまり抑止力というのは使うかも知れないと思わせる所がミソで、使わない、使えないと思われては抑止力にならないと言う事だろう。ロシア、中国、北朝鮮も核の小型化を進めているということも理由に挙げている。

ものの大きさというのはその時代の技術とニーズに関わっている。最近、特に食料品の大きさが小さくなっているという話は良く聞く。確かにアンパンは昔より小さい。マックもちょっと小さくなったか。コーラの100円小瓶は年寄りに有難い。食べ残しを防いだり胃が小さくなった年寄りのニーズに答えるためか。「全てがヤクルト化」の時代か。モノには出来合いの「大きさ」(無理なく作れるサイズ)というものがある。それを逸脱するのは必ず理由がある。極端に大きな核弾頭や機関銃の弾ほどの弾頭は別の技術が要るだろう。核の小型化は市場ニーズか。

ここで注意しなければならないのは小型核の拡散である。使い勝手の良い核弾頭なら欲しがる国は出て来るだろう。それを狙って商売にする国が出て来る。山岳地帯に潜むテロリストへの攻撃や、アジアに限らずとも何処かの小さな独裁国家が体制の維持や周辺への威嚇のため保有してもおかしくない。最悪はテロリストや独裁政権がそれを買いつけた場合である。開発すべき山岳部にも小さな村にも人は住めなくなる。使い勝手の良さから世界で機関銃のように乱れ撃ちされたらたまったもんではない。核軍縮のプロセスは小型核から進めて徐々に大型核に広げて行くべきと思うが、今は逆の方向のような気がする。



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