ドレスコード

寒い日が続いており外に出るのも億劫だが偶に出ると似たような人に良く出会う。黒のユニクロのダウンジャケット、頭にはキャップ（野球帽）でマスクをしている。ドレスコードではないが最早高齢者の制服と言っても良い。なるべく個を主張しない、大勢に紛れ込んでいたいというのが本音ではないだろうか。これでは何かあった時の（犯人の）特徴にならない。紛れ込むのは隠れたいのではなく横並びの安心感でもある。

圧倒的強さで日本に敵なし。又もや日本新でゴールにタッチしようとした直前ゆるゆるのパンツが脱げて失速、最下位に落ちたようなものか。もう十分に富も栄誉も獲得したからいつ引退しても良いのだが。しかし小さい子供が居る。お父さんパンツが脱げて引退したのと言われるのは何としても避けたい。しかしパンツのゴムは本人の責任、自業自得である。どの世界でも周りに意見してくれる人が居なくなれば裸の王様になってしまう人は居る。周りに恐い人、あの人に言われたら聞かざるを得ないという人は必要だ。もしあなたの周りにそんな人が見当たらないと思っていたら既に半裸状態になっていると言っても過言でない。恐い人は勿論親でも構わない、世間でもよい。しかし恐い人意識的に見つけるとか作るというのは無理である。出来ることといえば自身は謙虚でありたいと常に思う事だ。天下を取ったような気分になることはもう崖から片足が出てしまっている。お笑い芸人のことを言っているのではない。会社で実際にそのような人を何人か見て来た。そういう人は一気に崖を転げ落ちた。急坂を登って来た苦労も忘れて憐れだった。紛れ込むくらいの質素さはどんな人でも少しは必要である。