ゆっくりかえろう

散歩と料理

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富有柿

2013-02-19 | ランチ
 昔は柿はあまり好きではありませんでした
 がりがりと硬いし かと思えば べたべたと柔らかいし

 変に甘いし 単純で平坦な味に感じられて 好きではありませんでした

 でも今年に入って 旬の甘がきを食べてから 評価が変わりました

 富有柿の或る一定の時期を捉えて 食べるとすごく美味しいのです
 私の好みは 硬いものから べちゃべちゃと 柔らかくなる前の 微妙な柔らかさと瑞々しさのバランスが整ったもの
 旬の洋ナシのような柔らかさ 汁気たっぷりで色は赤くなり
 まだ艶はあり ぴんと張った皮面 押すと弾力があり 中は硬そうですが もう熟しているもの

 渋柿系のひらたねではなく甘い富有柿
洗ってヘタの縁をちぎり 真ん中を押込んで陥没させ 引っ張り出し 柿をふたつに割って 皮ごとかじります

 このほうが美味しく思います

 「柿喰えば 鐘が鳴るなり・・・・」の正岡子規のあれは この富有柿だと思います。

作られたみらい

2013-02-19 | その他
気がついたら コシヒカリ系の米ばかりがスーパーの店頭に並ぶようになっていました。

違うものが食べたい時は 専門の米屋に行かないと手に入らないそうです。

コシヒカリも美味しいのですが 選択肢がないのは不便です。

こうした例は近頃多く感じます。私の好きなさくらんぼの品種はナポレオン。

昔は季節になればどこでも手に入れられましたが 今では売ってません

(無いわけでは無いそうです)巷の嗜好は佐藤錦一色です。

特定のファストフードの普及が進む 加工食品やコンビニ弁当の普及と共に

消費者の味に対する一元化が進んでいるような気がしてなりません。

作る側は便利ですし 結果的にロスも減りますが 何か変だ。

かつてコシヒカリと人気を二分していた米の銘柄がありました

ササニシキという さらっととしていて 粘らないあっさりしたお米です

私はコシヒカリより ササニシキが好きでした

或る年の冷害で 東北地方でササニシキの 大不作の年があって

いっせいに 農家はコシヒカリに乗り換えたそうです

作る側の都合は分かりましたが なぜか食べるほうも

いっせいに 好みが変わるのが不思議です

なんか変だ。



政治も紆余曲折あって 結果的に一党独裁体制になりつつあります。

今の政治情勢を考えれば 仕方ないのかもしれませんが

何か長いストーリーを読まされているようです。

国民は知らぬ間に誘導されているようで 気持ちがわるい。

自民から民主へ そしてまた民主から自民へ 政権交代の流れは

まるで書かれたシナリオを 忠実になぞっているように思えてなりません。

政治家の動きはまるで三文芝居のようにさえ見えます。


何か変だ。この国は極端から極端に走る癖があります。

何か誰かの作為を感じて気持ちが悪いのです。

だまされないよう 目をしっかりと見開いて 様子を眺めていないと

「作られた未来」へ 連れて行かれるのではないかと 本気で思います

芝居のタネが 簡単すぎます