ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ・NRW州ラーデン近郊

2015-05-06 23:10:47 | 日記
2013年9月1日、ラーデンに入って2回目の日曜日でした。この日は全行程約18kmの初サイクリングを楽しみました。



ラーデンの街並みから抜け出ると、突然のように開けた土地(牧場)になっていました。地図を頼りに走ります。


こんな細い道を通って良いのか? と思いつつ、地図を信じて走ります。


ドイツ北部は、ほとんど平坦な地形なので川の流れも緩やかです。水草が見えています。


農家と思われますが、屋根にはソーラーバッテリーが設備されているようです。こうした農家は実に多い印象です。


道幅は広くはありません。しかし、並木の太さは歴史を感じさせるものでした。こうした風景はあちらこちらで見かけます。


馬の姿もところどころで見かけます。乗馬用(ペット)として飼われています。こうした点も日本とは異なることでしょう。


最初はわからなかった緑色のドーム、コーンを材料にしたバイオガス生成設備です。ところどころで見かけます。



こちらもソーラーの設備が見えています。


サイクリングコース途中にあるレストランです。日曜日なので残念ながらお休みでした。日曜日はお休み・・・と言う店舗は実に多いですね。
(ビアガーデンとミニゴルフ場が併設)
(看板: ユニークです。)


こちらもソーラーが見えています。


風力発電は多くはありませんでしたが、ところどころで見かけました。再生可能エネルギーへの関心度の違いも実感しました。


農山村エリア内に忽然と存在する美容院です。幟(のぼり)のデザインもいいですね。


大型農機具の一つのようです。散布に使うものではないでしょうか。


このあたりの農家は、家屋が集落に集まっている形ではなく、隣家と隣家が比較的離れている立地になっているようです。


この農家も実に古そうな歴史を感じさせる家屋です。内部は3階建て構造ではないでしょうか。代々、住み続けている・暮らし続けている・・・ことがすばらしいと思います。もちろん、時代に合わせて手を加えてきているのでしょうが・・・。およそ9kmを走ったあたりで、ここから折り返して行きます。






この周辺で最大のソーラー温水器(バッテリーではありません)設備だそうです。そばに写っているのは牛ですが小さく見えます。


鹿がいるようですね。


飼料としての干草ですが、ロールケーキのように丸められています。


私が借りていた黄色のマウンテンバイク、お世話になりました。


少し大きめの建物ですが、よく見ると屋根にはソーラーパネルが全面に貼られています。


リンゴです。9月1日です。北緯52度付近なので北海道より北に位置していますからね・・・。


およそ15kmぐらいを走って、ラーデンの街が近づいているころです。


これぐらいシッカリした家屋であれば、代々守りたくなるかも知れません。日本でも100年・200年住宅の方が、その土地で暮し続ける工夫・努力が生まれるのかも知れません。

以前のブログ内でも書いていますが、この日は古い風車を見る目的でサイクリングしたのですが、1基も見ることはできませんでした。教えてもらった情報が古過ぎて、既に風車は存在していませんでした。(後日、別の風車は見せてもらいました。)
20km近い道のりをサイクリングすることも久しぶりでしたが、3時間ほどの異国の地での一人サイクリングも悪くありません。


夕食は近くの老舗レストランで。地元のビール(Barre)やツイスターと呼ぶフライドポテトも美味しかったです。そうそう、店の雰囲気も伝わりますかね?!

(ツイスター)

ウーム、ビールはおかわりしています、ハイ。


BTW,ソーラーエネルギーを屋根の上で活用している例をラーデン周辺で多く見かけました。日本でも電力買取制度発足以来、あちらこちらで同様の設備を見かけますが、何か違うのです。

日本では、平地に設備しているものが多いように感じています。ひょっとして畑の跡地かも知れない・・・、屋根の上の利用ではない・・・。これって少し違うと感じています。

例えば、工場・体育館・学校・公共施設・マンション屋上等々の屋根部分の活用、また、電車軌道上のスペース活用等、先ずはそうした「死にスペース」のような場所を使うべきではありませんか。

森林や畑・田圃等は本来の用途で使いたいものです。何が大切か・どうあるべきか・目先の採算性だけを条件にして投資(投機)していないか・・・。50年・100年・200年先のことも考えて判断して行きたいものです。

エネルギーに関するドイツの判断や行動は、良い参考になると思いませんか。日本の現政府は、一体何を大切にしているのでしょうか。