キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

本「最新空母がよくわかる本」

2020年03月03日 | Book
航空母艦の解説本。タイトルは軽い感じだが、中身は至って真面目。
空母の歴史、技術から運用まで、基本的なところを判りやすく解説している。
この本の内容を抑えておけば、メディアが伝える空母に関する情報は
大体理解できると思う。
昨今、自衛隊が初の航空母艦を運用するという話がメディアで話題になっている。
一般人には、平面の甲板を持ち航空母艦の形に変えて戦闘機を載せれば、
空母が出来ると簡単に思われているけれど、米軍の本格的な航空母艦を知ると、
それほど簡単なものではない。現在の空母は、非常に複雑なオペレーションのため、
高度な知識、経験が必要で飛行機1機を飛ばすにしても、多くのノウハウが必要になる。
その辺りの解説も詳しい。
航空母艦をどのように使うのか、戦略や運用方法、技術レベルの向上はもちろん
兵員の教育も必要になる。武器は、それを使う人達がいて初めて効力を発揮する。
この本では基本知識の紹介のみだが(多少マニアックな情報もあるが)、
実際のオペレーションはおそらく何倍も複雑で難しいと思う。
軍事関係に興味がある素人向けに空母の全てを理解できるように書かれており、
写真やイラストを使って判りやすく解説してあって入門書として最適な本だと思う。

因みに、自分も航空母艦を保有したことがある。
中学生の頃、小遣いやお年玉を溜めて買った1/700スケールの空母4隻と
戦艦を含めた日本海軍の連合艦隊を保有していた。自慢のコレクションだったが
引越しの際、家財と一緒に段ボールに詰めて輸送し、引越し先で開梱してみたら、
我が連合艦隊は見事なまでに「壊滅状態」だった。
それ以来、航空母艦を見るとこの悲しい思い出が蘇ってくる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする