大阪府支部支部長に立候補しました JR3QHQ 田中 透です。
結果として、無投票当選となりましたが、所信を書面で述ます。
所 信
1、開かれた大阪府支部にします。
2、池田市にあるJA3RLを中心としてベテランから初心者までが集える支部にします。
3、ロールコールやインターネットを通して情報を発信します。
4、青少年などの新しいアマチュア無線家を増やし育成をします。
5、一般他団体などと連携をし公益性をめざす法人にふさわしい活動をします。
6、メディアなどを通じてアマチュア無線のPRをします。
上記の所信を元に現在まで支部運営を行ってきました。結果は、どうだったか振り返りたいと思います。
1、「開かれた支部」については、通常クラブ代表者会議は、登録クラブの代表者か連絡者などがしか出席できませんでした。しかし「開かれた支部」をめざし、一般の会員のみなさんもオブザーバーとして出席できるように致しました。また、多くの方にご参加して頂くため、QSLカードの転送サービスも実施しております。
2、「JA3RLを中心に」については、定期的に公開運用を行いそこから多くのアマチュア無線家が新たに加わりました。また、会員の要望に答え、最高電力を1KWに、またEMEが行えるようにV/UHF・SHFの出力を上げました。現在も多くの方がJA3RLや記念局等の運用に来られています。
3、「ロールコールやインターネット」については、非常通信の為のロールコールを月一回実施している他、OSAKA25のメーリングリストを立ち上げ会員に情報の発信などを行っています。
4、「青少年などの新しいアマチュア無線家」については、関西ARISSプロジェクトチームを支部役員中心に発足させ関西で多くのARISSスクールコンタクトを実施成功させてきました。また、JA3RLの公開運用では、昨年2013年8月から「こども無線教室」を地元のNPO支援団体と共催で開催しており現在、3名のヤングハムが誕生し多くのアマチュア無線家を目指す子供たちがこの「こども無線教室」に参加しています。今後もここから多くのヤングハムが誕生する事でしょう。そして私たちは、そのこどもたちをバックアップし行きます。
5、「一般他団体などと連携」については、関西アマチュア無線フェスティバルやARISSスクールコンタクトなどの事業を通じて、一般団体のみならず公的機関や企業まで幅広くご後援、協賛を頂き連携をとり公益事業を行っています。
6、「メディアなどを通じて」については、コミュニティーFMやケーブルテレビなどに出演しアマチュア無線のPRを行っています。今後も各種事業を通じ、広くメディアに情報提供を行いアマチュア無線のPRに勤めます。
さて、これからの支部運営・JARLの今後ですが、支部運営につきましては、今後もいっそうより開かれた支部を目指し、多くの会員に興味を持っていただき、ご参加頂ける支部にしたいと思います。たとえば「おもしろそうやからちょっと見に行こか」と会員が思えるクラブ代表者会議をめざします。
現在支部が、行っているクラブ代表者会議ですが、クラブの関係者以外に大阪府支部会員であれば何方でもオブザーバーとして出席できるようにしています。許可があれば、意見も出して頂けます。多くの大阪府支部会員の出席を期待しています。
技術講習会につきましても多くの方の意見を聞き、多くの会員が参加したいと思う技術講習会を考えます。ただ、JARLは一般社団法人ですが公益性をめざしている法人です、会員に対する事業ばかり行う訳には行きません。公益事業も行います。そして、一番重要なのがクラブです。支部運営はクラブの協力、支援で成り立っています。
しかし、最近は、一般にアマチュア無線クラブの衰退が激しいように感じます。これを、何とかする必要があります。支部でも今後クラブの活性化について力を入れて行きたいと思います。支部の活動は、支部役員だけではできません。登録クラブの協力や一般会員の協力が必要です。みなさんも、時間が許す範囲で様々なご協力をお願いいたします。
支部は、JARLの活動の中心です。JARL執行部は、その方針を考え、打ち出し、支部を支援する。それを、実行するのが支部です。その支部活動を支援するのが、登録クラブであり一般会員です。
大阪府支部は、現在のところうまく機能していると私は、考えます。こども無線教室でも多くの登録クラブメンバーや一般会員の方の協力で開催が出来ています。また、関ハムも同じです。徐々にですが、JARLから恩恵を受けるだけの会員ではなく、公益法人としてふさわしい考えをもった会員が増えてきていると感じます。
多くの会員が、趣味としてのアマチュア無線を楽しみながらちょっと時間を作って、アマチュア無線家を誕生させ、育成してく活動をして行くことを望みます。このちょっとした、活動がアマチュア無線のPRにつながりJARL会員が増えていく事に繋がると思います。
JARLの今後について
今までの懸案であった、TSSの問題や会費前納者会員(終身会員)の問題は、一応解決の方向に向かっています。また、事務局の移転もその一つです。財政は、良い方向に向かっているいると考えます。
今後、すべきことは、会員のQSLカードの意識改革が必要だと考えます。現在は、たとえばコンテストでの交信では多くの会員がQSLカードの発行を行っています。私もそのうちの一人です。QSLカードは、本当に必要な場合のみ交換すると言う意識改革が必要です。転送枚数が、減れば島根のビューローに支払うお金が減ります。
それに加え電子QSLの推進です。最近海外では、だんだん紙のQSLカードから電子QSLカードに移行しつつあります。この意識改革は、数年掛かると思いますがJARLが推進していく必要があると思います。
次にJARL NEWSです。PDFにして送ればと言う意見がありますが、現在でもすぐにPDFに出来るようです。1つの考えとして可能であれば推進していくことが必要でしょう。毎月にすればページも減り可能かもしれません。ただ、インターネット環境をお持ちでない会員をどうするかが問題になってきます。
現在理事会が、変更を加えようとしているのが監査指導の問題です。支部では、すでにこの監査指導を問題視して監査指導委員と言うのを廃止しています。その変わり、新しいアマチュア無線家育成のためにニューカマーアドバイザーとして名前を変更し、従来の監査指導も一部引き継ぎながら新しいハムを育てるための活動として位置づけています。さて、理事会は、どのような結論を出すのか興味があるところです。
次に理事会が、かえようとしている制度は、選挙制度です。みんさんご存知のように現在の選挙制度は、大変不可解です。この制度を、知ったとき地方本部の役員全員が実は、疑問を持ちました。「この制度は、おかしい。こんな制度は、今まで見たことも聞いたこともない。」と言うのが大半の意見でした。さて、この制度どうなりますか?
規定では、支部役員は、支部長が指名するとなっています。私が支部長になる前は、宮本支部長の下、支部役員でした。そのため支部長が交代した時は、大変スムーズに引継ぎができた結果、現在の大阪府支部があり、関ハムがあります。支部運営は、多くの方やクラブの助けが無くては行う事が出来ません。
選挙で今まで全く関わりのない支部長が、選ばれたらどうなるでしょう?支部長が、支部役員を指名する訳ですから、現在の役員は、すべていなくなります。そして、支部運営に関わったことがない役員が誕生します。たぶん、選挙でまえの支部長は、負けた訳ですから引き継ぎなど心情からしてありません。当然、混乱が起こります。支部長の選挙制度にも疑問が出てきます。 ただし、新しく役員が決まり、引継ぎがうまく行けば問題ないのでしょう。
地方本部にも同じことが、言えます。支部長が、無投票で当選し、支部長が推薦しない地方本部長が当選すればどうなるでしょう?支部長達は、本部長の言うことを聞くでしょうか?支部長も人間です。自分の意思を殺して民意で選ばれたのだから仕方がないとついていくでしょうか。会社なら仕方なくと言う事は、あるでしょうけど一般社団法人です、言い換えれば趣味のボラティアの団体です、ついて行かなかやめるだけです、そうなると支部や地方本部の運営も出来なくなります。「何を、言っているのだー。そのような事は、織り込み済みで支部長になったのでは、ないのかー」と言われる方もおられるかもしれませんが、JARLの執行部も支部長もその役員も、趣味のアマチュア無線を楽しみながら無線の活性化にちょっとでもプラスになればと活動しているわけです。嫌な思いまでして活動を続ける様な事は、ありません。そこまで責任を科せられるといずれ誰もいなくなるとこでしょう。そのような事がないのは、全国理事だけです。地方本部長の選挙も疑問が残ります。
上記で書いたことは、他エリアで多く発生し支障が出ているのは、事実です。
様々な柄について、書きましたが、これらの事柄を実行して行くつもりです。これをもって支部長の所信とします。読んで頂き、ありがとうございました。どうか、よろしくお願いいたします。