始めたよ!一口馬主~チーム・ノーマンの挑戦~

競馬と少し距離を置いていたが、一口馬主を始めて、資金力が無いのに入れ込んでいるノーマンが書く備忘録

[シルク]カイザーヴェッター

2017-07-05 13:00:00 | 2015年産出資馬
カイザーヴェッター牡[シルク]
(カイゼリンの15)

1口4万円/総額2000万円
関東・黒岩陽一厩舎予定
父ルーラーシップ
母父アドマイヤベガ

配合の累代は、ルーラーシップ×アドマイヤベガ×Broad Brush×Valid Appeal×Secretariat。
クロスはトニービン3S×4D、Northern Dancer5S×5D。


この馬の血統上の特徴はトニービンの3×4で、Northern Dancerのクロスも合わせると、エアグルーヴ≒ベガのニアリークロス2×3とも言えるところ。

┌トニービン
エアグルーヴ
│ ┌Northern Dancer
│┌○
└△

┌トニービン
ベガ
│┌Northern Dancer
└△

大胆な配合だと思うし、トニービンのクロスが出来る段階に来ての実験的な配合だと思う。
トニービンのクロスは、既に何頭か試されているようだけど、その強調が効果的かが分からないし、出資ということになると危険性が有ると思う。

それでも出資したのは、トニービン産駒が好きだったから。
すなわち、ナスペリオン血脈が好きだから。

クラシック2冠馬ベガとオークス馬エアグルーヴは、当然トニービンの代表産駒で、それが血統表上に並んでしまっては、出資せずにはいられなかった。


ナスペリオンの斬れを持つ、芝の中長距離向きの馬を狙っていきたい自分にとって、ルーラーシップ産駒は優先順位が高いことを既に書いた。

ルーラーシップ産駒は中距離がベストなはずだが、本馬の場合には、トニービンをクロスしていることによって、距離適性が少し長距離の方にズレる可能性があるかもしれない。


一方で、トニービンのクロスによって、晩成傾向に拍車がかかる懸念がある。

トニービンを内包する馬は、腰が甘いとか、トモが緩いとか言われるのだが、完成が遅い傾向にある。

従って、3歳9月までに勝ち上がることが出来るか?については、危険性が増したと言えるだろう。

馬体を見て判断できれば良いのだが、それが出来ない自分には、勝ち上がりに関して、自信がある訳ではない。

勝ち上がることが出来れば、長く楽しめそうだと思っているのだけれど。

[シルク]カイザーヴェッターに追加出資(17/7/5)

2017-07-05 00:20:00 | 2015年産出資馬
先日、募集最終日にカイザーヴェッター(カイゼリンの15)牡2(父ルーラーシップ)に追加出資した。
好きなナスペリオン血脈のトニービン3×4なので出資したかった。

トニービンの3×4という配合は実験的で危険性が有ると思うし、馬体のバランスなどにも不安を感じるところがある。


原点に立ち返って考えると、ジャングルポケット産駒に出資するために一口馬主を始めたのは、ジャンポケ産駒を持って応援したかったから。

それを突き詰めれば、芝の中長距離路線で走る馬に出資したかったからに他ならない。
その上で、ナスペリオン的な斬れを持ち合わせていれば、なお嬉しい感じだ。

そういった観点で、トニービンを内包する種牡馬であるハーツクライやルーラーシップの産駒に関しては、優先順位が高くなる。


これまでも、世代の最後の方の出資は、自分の趣味に走ることが多かった。

15年産世代の最後に追加出資した2頭は、母父ジャングルポケットの牝馬とトニービンの3×4の牡馬で、完全に自分の趣味。
走るかどうかに自信が無いので、クラブのポイントを使えるだけ使った。


ルーラーシップ産駒は現3歳が初年度で、3歳夏以降に成長してくる産駒が出ると思っているから、注目して見ている。
また、そういう成長を出資しているルーラーシップ産駒にも期待している。

ルーラーシップはキンカメ系だから、中距離メインになるけれども、適性がちょっとズレて芝2500m辺りまでこなす産駒は出てくるはず。


実は、一口馬主DBのMy馬ページのデータ分析を見ると、距離適性比率の欄で長距離馬が0%で、長距離馬を狙った出資を少し増やして行きたい気持ちがある。

赤字を出来るだけ少なくすることを考えると、難しいかもしれないけど。



◇7/3付◇
カイザーヴェッター牡2[シルク]
(カイゼリンの15)
父ルーラーシップ母カイゼリン

北海道・NF空港在厩

週3回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター2本、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間も同様のメニューで順調に乗り込めており、ハロン15秒ペースの調教を始めた当初よりも上がりの息の入りが格段によくなってきました。
まだ少し緩い部分は残っていますが、最初の頃に比べると、かなりしっかりしてきましたよ。
テンションがやや高い馬なので、あまり追い込み過ぎないようにすることだけ気を付けています。
元々、腹袋が立派な馬でしたが、そこから腹が上がってきて見た目にもシャープになってきました。
これに一本芯が入ってくれば、かなり楽しめる馬になってくると思います。
こちらに来てから根気強く行っている躾の成果か、人に対してだいぶ従順になり余計なことをしなくなってきました。
脚元・飼い食いなどにも問題はありません。
今のところ7月7日~9日の検疫で函館競馬場もしくは札幌競馬場へ入厩する予定ですが、それまで気を抜かずしっかり管理していきたいと思います。」



北海道デビューの予定もあるようで、どのくらい走れるかが気になる。
前と比べると後ろが物足りないし、緩さがあるだろうから、先々の成長を見据えて考えて行けばいいかな。



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出資馬に関する情報はシルクHCのホームページからの転載で、許可を頂いています。