「1/4サンデーサイレンス」という配合というエントリーで触れたように、「日本の馬産は今、『3/4Northern Dancer、1/4サンデーサイレンス』時代の真っただ中にいる」と血統屋の望田潤氏は書いている。
その一例は、キングカメハメハやハービンジャーのような『Northern Dancerクロス種牡馬×サンデー牝馬』の組み合わせから生み出される活躍馬だ。
この場合、「血統表の3/4でNorthern Dancerを継続クロスしつつ、残りの1/4の母父サンデーのところだけはNorthern Dancerが入らない」配合形式に成っている。
このことは、「配合史的に言えば3/4で継続クロスし、1/4異系で逃げるということ」に他ならず、それを「ずっと繰り返してきたのがサラブレッドの歴史で、今の日本の最先端は『3/4Northern Dancer、1/4サンデーサイレンス』」だということになる。
◇
僕は、笠雄二郎氏の「日本サラブレッド配合史」を読んだ訳ではないのだが、その影響を受けた方々の配合に関する文章を読むうちに、確実に感化されているところがある。
その1つは「1/4異系配合」という考え方だ。
シルクHCで出資した3歳馬(12年産)が成績を残していないので書くのが恥ずかしいのだが、血統・配合については色々と考えて出資した。
考えた方向性が合っていたかは分からないが、「1/4異系」についても考えた。
出資の際に考えたことはこれまでに書いてきているが、まずはエレディータ。
◇
エレディータに関しては、1/4異系についてエレディータの血統・配合 その2に既に書いた。
エレディータの配合の累代は、スニッツェル×サザンヘイロー×More Light×Tudor Meody。
Northern Dancer4D×5S×5S。
父スニッツェルはNDが4本。父父も父母もNDのクロス馬。母父サザンヘイローもND内包。
それに対して、母母は非主流血脈で構成されておりNDを持っていない。
すなわち、「3/4Northern Dancer、1/4非Northern Dancer」の配合形式になっている。
母母が1/4非Northern Dancer―Natalma―Almahmoudであり、と同時に1/4非Native Dancerでもある。
そこが面白いと思って出資した。母母の部分がサポートとして働くことを期待した。
◇
スニッツェル産駒の成績を見てみると、「3/4Northern Dancer、1/4非Northern Dancer」の配合形式で非Northern Dancerを担うのは、やはりサンデーが良いのだろう。
アーリントンCで、スニッツェル産駒の重賞初制覇をもたらしたヤングマンパワーが母父サンデーだし、2008年産でスニッツェル産駒としては距離をこなしたミッキーマスカットもそう。
スニッツェル×サンデーの配合数自体が多くないので、その中から代表産駒が出てきたのは評価される。
◇
エレディータはサンデーを内包していないので、日本の軽い馬場に対する適性では劣るだろう。
母がMr.Prospectorを内包する馬に対しても馬場適性では劣るかもしれない。
だが、「1/4異系配合」で何とか勝ち上がれないかと思っている。
恵まれないといけないのは明らかだが、運を味方にすることを願っている。
母母の部分が効けば早熟で終わるとは思わないので、勝ち上がれれば能力を持続して、下級条件でボチボチ走れるんじゃないかと思って出資した。
500万下で走り続けると収支的には赤字らしいが、現在のチーム・ノーマンでは、勝ち上がる馬はとても貴重で、チャンスがあるならモノにして欲しい。
その一例は、キングカメハメハやハービンジャーのような『Northern Dancerクロス種牡馬×サンデー牝馬』の組み合わせから生み出される活躍馬だ。
この場合、「血統表の3/4でNorthern Dancerを継続クロスしつつ、残りの1/4の母父サンデーのところだけはNorthern Dancerが入らない」配合形式に成っている。
このことは、「配合史的に言えば3/4で継続クロスし、1/4異系で逃げるということ」に他ならず、それを「ずっと繰り返してきたのがサラブレッドの歴史で、今の日本の最先端は『3/4Northern Dancer、1/4サンデーサイレンス』」だということになる。
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僕は、笠雄二郎氏の「日本サラブレッド配合史」を読んだ訳ではないのだが、その影響を受けた方々の配合に関する文章を読むうちに、確実に感化されているところがある。
その1つは「1/4異系配合」という考え方だ。
シルクHCで出資した3歳馬(12年産)が成績を残していないので書くのが恥ずかしいのだが、血統・配合については色々と考えて出資した。
考えた方向性が合っていたかは分からないが、「1/4異系」についても考えた。
出資の際に考えたことはこれまでに書いてきているが、まずはエレディータ。
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エレディータに関しては、1/4異系についてエレディータの血統・配合 その2に既に書いた。
エレディータの配合の累代は、スニッツェル×サザンヘイロー×More Light×Tudor Meody。
Northern Dancer4D×5S×5S。
父スニッツェルはNDが4本。父父も父母もNDのクロス馬。母父サザンヘイローもND内包。
それに対して、母母は非主流血脈で構成されておりNDを持っていない。
すなわち、「3/4Northern Dancer、1/4非Northern Dancer」の配合形式になっている。
母母が1/4非Northern Dancer―Natalma―Almahmoudであり、と同時に1/4非Native Dancerでもある。
そこが面白いと思って出資した。母母の部分がサポートとして働くことを期待した。
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スニッツェル産駒の成績を見てみると、「3/4Northern Dancer、1/4非Northern Dancer」の配合形式で非Northern Dancerを担うのは、やはりサンデーが良いのだろう。
アーリントンCで、スニッツェル産駒の重賞初制覇をもたらしたヤングマンパワーが母父サンデーだし、2008年産でスニッツェル産駒としては距離をこなしたミッキーマスカットもそう。
スニッツェル×サンデーの配合数自体が多くないので、その中から代表産駒が出てきたのは評価される。
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エレディータはサンデーを内包していないので、日本の軽い馬場に対する適性では劣るだろう。
母がMr.Prospectorを内包する馬に対しても馬場適性では劣るかもしれない。
だが、「1/4異系配合」で何とか勝ち上がれないかと思っている。
恵まれないといけないのは明らかだが、運を味方にすることを願っている。
母母の部分が効けば早熟で終わるとは思わないので、勝ち上がれれば能力を持続して、下級条件でボチボチ走れるんじゃないかと思って出資した。
500万下で走り続けると収支的には赤字らしいが、現在のチーム・ノーマンでは、勝ち上がる馬はとても貴重で、チャンスがあるならモノにして欲しい。