始めたよ!一口馬主~チーム・ノーマンの挑戦~

競馬と少し距離を置いていたが、一口馬主を始めて、資金力が無いのに入れ込んでいるノーマンが書く備忘録

グレンツェント(ボシンシェの13)牡[シルク]その1

2015-03-07 00:20:00 | 2013年産出資馬
チーム・ノーマン15頭目(13年産9頭目、13年産シルク6頭目)の出資馬。

以前にボシンシェの13について書いたエントリー
シルクHC募集予定馬(39)~11ボシンシェの13牡

◇◇◇
グレンツェント牡
(ボシンシェの13)
1口4万円/総額2000万円
関東・加藤征弘厩舎予定
父ネオユニヴァース
母ボシンシェ
母父Kingmambo

配合の累代は、ネオユニヴァース×Kingmambo×Irish River×Lyphard×Le Fabuleux。
Northern Dancer5D×5D。

母9歳時の産駒。母は米国産。
母は欧州血脈が強い印象。

欧州血脈は日本の馬場に対応するには重いところがあって、ネオユニの母も重厚な欧州血脈で構成されている。
そのためか、ネオユニは、サンデー直仔のA級馬としては中距離のスピードが少し足りない部分が見え隠れする。

なので、個人的な見解として、この母にサンデー系を付けるならば、ネオユニよりも中距離のスピードに優れたタイプを付けたいのはある。

そうではあるが、母はNorthern Dancer4S×4D、Nasrullah5S×5Dで、そこにアウトブリード的にネオユニというのは良いと思う。

上述のように、ネオユニは米血×欧州血脈という配合型で、本馬は3/4欧血という判断をした。
「1/4異系配合」の考え方から、配合形式は悪くないと思う。

すなわち、「3/4欧州血脈、1/4米血」の配合形式で、サンデーの米血を1/4とする「1/4サンデーサイレンス」という配合の1種と考えることが出来る。

こうして見ると、個人的に配合は面白いと思ったし、魅力を感じた。
欧州血脈が主体の配合なので、スピード能力の懸念だけは残るが。


ネオユニヴァースの代表産駒であるヴィクトワールピサとロジユニヴァースは、母がMr.Prospector直仔のMachiavellianを内包している。
また、ロジユニヴァースの母父はGreen Desert直仔のCape Cross。

スプリント~マイルのスピード血脈を内包する母から代表産駒が生まれているのは、ネオユニ自身にスピードが少し足りないところが有る証左と受け取れる。

そのヴィクトワールピサの母父がMachiavellianで、シルクのブライトエンブレムは、母父がMr.Prospector系のウォーエンブレムで、母がMr.Prospectorのクロス馬なので、ネオユニヴァースとMr.Prospectorの相性の良さが窺える。

本馬に戻ると、母父がMr.Prospector系のKingmambo。中距離のスピードのイメージ。
父との相性には期待できると思うが、スピードの絶対値では足りない面を見せるかもしれない。

KingmamboはMr.Prospector×Nureyevという配合で、自身もMr.Prospectorも、Nureyevもその父Northern Dancerも北米産。
しかし、母系は欧州系で、Nureyevの母系もHyperionを基調とする欧州血脈。

それで欧州血脈とした訳で、北米で熟成されたMr.Prospector系とは一線を画する。
そこが、ネオユニの母の欧州血脈と呼応するかもしれないところだ。

KingmamboもMachiavellianも米国産で、欧州で競走生活を送り、種牡馬になってから欧州での活躍馬を出した。
日本の馬場に対する適性ではKingmamboの方が上だから、これまでに結果は出ていないが、ネオユニ×Kingmamboの配合に期待したい。



もう少し書くことがあるので、その2で。