悠遊自適

団塊世代でいち早く世捨て人に・・・!
ゆったり遊び、何事にも心煩うことなく過ごす術の開発と
記録を綴る。

奈良をぶらぶら・・・

2008年09月15日 20時07分41秒 | 奈良散策

   ”日本の心のふるさと奈良
      田園や遠い昔の建物に出会いに行った
        そんな奈良で一番重いと思う法隆寺を久しぶりに訪れた”

敬老の日ということで、横浜の長男孫が幼稚園で描いたというじぃーちゃんと
ばぁーちゃんの絵がメールで届いた。
電車以外の絵も描けるっつぅ事で、長女もビックリしたと・・・

曇りから夕方頃雨になるってんで、今日は鳥撮を止めて久しぶりに奈良をぶらぶら
してこようとまずは大和八木にある、歴史的街並みで有名な今井町に行って来た。
”大和の金は今井に七分”と言われたほど繁盛した町という。

現在も町の大半の町家が江戸時代の姿を残すといわれるかなり広い範囲の町で、面白いことに
通りにより電線類が地中に埋められた町並みと、通常の電線が空を覆う風景の町並みの
比較風景が味わえるが、日頃見慣れているせいか電線のない風景の頼りない事!

            電線のない町並み風景・・・郵便局のある通り
          

通常の電線がある風景・・・酒造業を営んでいた河合家風景、スギ玉が軒に・・・


まぁーゆっくり水彩画を描く為の写真ということであっちこっちパチリしてきたが
今改めて見ると、う~む!イマイチばっかり
しかし、でっかいお家がわんさかあったぞよ!

ぶらぶら散策中、長屋を見つけ入って売りのソフトクリームを舐めながらおばちゃんに
いろいろ解説を聞く。いわゆる昔の長屋の間取りやら生活状況を・・・
こ~んな大きなお家がある一角に、全敷地10坪もない中に板の間畳の間かまど等を
配置し、子供も多くといった生活をしていたという。

空を見上げるとまだまだもちそうなので、もう数年前に行ったきりの法隆寺や法起寺を
無性に見たくなり、場所もおぼろげだったが駅員さんに聞いて訪ねることに・・・
確か、すぐ脇に有名な古墳が在ったよなぁーとブツブツ!

法隆寺の門前の由来版に居た地元の方らしいおじぃーさんに声を掛け、古墳の有無を聞くと
おぉ~あるある!とおっしゃったんで、その名前は?と聞くと・・・ん?ん?ん?と
焦るが名前が出ない!な~んだ名前だけ判ればいいのにと思ったのに
しょーがねぇー行ってみっか!とトボトボ歩む・・・

おぉ~そうだそうだ・・・藤ノ木古墳だった!
最近は高松塚やキトラ古墳なんぞに押しやられてるが、当時の驚きは凄かったんだぞ!と
わけも判らず怒り、胸につかえていた名前が判ってホッとした!

藤ノ木古墳

法隆寺の五重塔をパッチリ、夢殿をパチリ、田園の中をの~んびり歩み法輪寺に向かう。

途中の道々にイチジク販売の農家の看板が有ったが、すべて売り切れ・・・残念!
稲も実り頭をたれ、果物もいろんな物が生ってる!もうしっかり秋である事を確認出来た!
ボチボチ疲れ始めた頃、法輪寺の三重の塔が見えて来てパチリ!足を休めることもなく
次なるターゲット法起寺に向かうと、田んぼにコスモスの花が揺れる。
近く見るともうかなり盛時を過ぎしょぼくれてる花が多い・・・

            法輪寺の三重の塔と山門
          

法起寺の三重の塔は多くの画家さんが描いており、今日はじっくりぐるりからパチリしてきた。
こんな天気の中でも、遠く田んぼの畦に座って2人が絵を描いているのが見えた。
我輩はポツリポツリときた雨を恨めしく見上げながら、帰り道を急ぐ。

コスモス畑越しの法起寺三重の塔・・・花がメインの図


同じく・・・塔がメインの図


日頃の行いがいいのか、雨は帰る頃にポツリポツリで涼しくの~びり散策出来た!
各お寺さん!ごめんねぇ~拝観料も払わず写真だけの訪問でぇ~・・・もう何回か
お邪魔してるんで許してね!

何時もながら電車に揺られて車窓をぼ~んやり見つめる旅って、最高に癒されるなぁー・・・