ご覧になっている方も多いだろうが、有名人の食生活を検証して、余命はあと何年などと宣告する悪趣味なテレビ番組がある。タイトルは思い出せない(爆)
この番組に加藤茶が出演したのを見た事がある。加藤茶は肉が好きで、食事はほとんど毎晩ステーキ、野菜類はほとんど食べない。「野菜嫌いなんですか?」と聞かれて、「一所懸命働いて、腹すかせてさぁ飯だ、って時にサラダなんて出てきたら、自分は何の為に働いてきたんだろう、と情けなくなっちゃうよ」と答えていた。なるほど、ある世代特有の感覚である。ご馳走=肉、なんである。これについては、人それぞれ食に対する想いは異なるので、とやかく言う気はない。
何でも、一日300gの野菜を食べるのが理想的なのだそうだ。そういえば、「現代人が一日に必要な野菜はこれだけです」と、ざるにてんこもりになった野菜を見せるCMがあった。その時、値段は3200円とか言っていたような気がする(小池栄子が出てたCMです。覚えている方がいらしたら、詳しい事を教えて下さい)。ほんとかどうか知らんが、一日に野菜だけに3000円もかけられる人は稀なのではないか。3000円なんて、4人家族の2日分くらいの食費に相当するような気がする。かように、現代では野菜は高価な物なのである(物にもよる、とは思うけどね)。
ここで、ジェネレーションギャップが生じてくる。先程の加藤茶世代にとっては肉が最大のご馳走なのだが、ずっと若くなると、野菜が最高のご馳走となる。「昨日、僕の誕生日だったからステーキを食べたんだ」ではなく「昨日、僕の誕生日だったから八宝菜を食べたんだ」になってしまうのだ。「おい新人、いい物食ってないだろうから、ステーキでもご馳走してやるぞ」だはなく「おい新人、いい物食ってないだろうから、八宝菜でもご馳走してやるぞ」てな具合だね。別に八宝菜を貶める気はさらさらないが、ヘンな感じはする。
実は僕にも、肉=ご馳走という感覚が残っている。けど、冷静に考えてみると、肉は別にご馳走ではない。そりゃ、松阪とか米沢とか、高級肉は相変わらずご馳走だけど、質にこだわらなければステーキ100gくらいなら1000円以下で食べられる。でも、野菜を100g食べるってのは結構難しい。料理の付け合わせの野菜なんて大した量ではないし、野菜を使った料理って以外と高い。肉だけ食べる方が安上がりと言える。ここまでは外食の話だが、スーパーで食材を買ってきて料理するにしても、やっぱり野菜は高いのだ。そんな高い野菜を一日に300g食え、とお役所は言ってるらしい。そりゃ、身体の事を考えればごもっともだけど、世の中そんな金持ちばかりではないのだ。
僕は、肉も野菜も好きなので、バランス良く食べたいと思う。けれど、限られた食費の中では、肉と野菜をバランスよく摂取するのは、ほんと難しい。ましてや、500円以下では、野菜中心の食生活など、絶対に無理だ。
こうして、野菜は金持ちの食べ物になっていく。貧乏人は肉でも食ってろ、てか。はからずも、日本の農業政策の問題点が浮き彫りになってしまった(なんのこっちゃ)
この番組に加藤茶が出演したのを見た事がある。加藤茶は肉が好きで、食事はほとんど毎晩ステーキ、野菜類はほとんど食べない。「野菜嫌いなんですか?」と聞かれて、「一所懸命働いて、腹すかせてさぁ飯だ、って時にサラダなんて出てきたら、自分は何の為に働いてきたんだろう、と情けなくなっちゃうよ」と答えていた。なるほど、ある世代特有の感覚である。ご馳走=肉、なんである。これについては、人それぞれ食に対する想いは異なるので、とやかく言う気はない。
何でも、一日300gの野菜を食べるのが理想的なのだそうだ。そういえば、「現代人が一日に必要な野菜はこれだけです」と、ざるにてんこもりになった野菜を見せるCMがあった。その時、値段は3200円とか言っていたような気がする(小池栄子が出てたCMです。覚えている方がいらしたら、詳しい事を教えて下さい)。ほんとかどうか知らんが、一日に野菜だけに3000円もかけられる人は稀なのではないか。3000円なんて、4人家族の2日分くらいの食費に相当するような気がする。かように、現代では野菜は高価な物なのである(物にもよる、とは思うけどね)。
ここで、ジェネレーションギャップが生じてくる。先程の加藤茶世代にとっては肉が最大のご馳走なのだが、ずっと若くなると、野菜が最高のご馳走となる。「昨日、僕の誕生日だったからステーキを食べたんだ」ではなく「昨日、僕の誕生日だったから八宝菜を食べたんだ」になってしまうのだ。「おい新人、いい物食ってないだろうから、ステーキでもご馳走してやるぞ」だはなく「おい新人、いい物食ってないだろうから、八宝菜でもご馳走してやるぞ」てな具合だね。別に八宝菜を貶める気はさらさらないが、ヘンな感じはする。
実は僕にも、肉=ご馳走という感覚が残っている。けど、冷静に考えてみると、肉は別にご馳走ではない。そりゃ、松阪とか米沢とか、高級肉は相変わらずご馳走だけど、質にこだわらなければステーキ100gくらいなら1000円以下で食べられる。でも、野菜を100g食べるってのは結構難しい。料理の付け合わせの野菜なんて大した量ではないし、野菜を使った料理って以外と高い。肉だけ食べる方が安上がりと言える。ここまでは外食の話だが、スーパーで食材を買ってきて料理するにしても、やっぱり野菜は高いのだ。そんな高い野菜を一日に300g食え、とお役所は言ってるらしい。そりゃ、身体の事を考えればごもっともだけど、世の中そんな金持ちばかりではないのだ。
僕は、肉も野菜も好きなので、バランス良く食べたいと思う。けれど、限られた食費の中では、肉と野菜をバランスよく摂取するのは、ほんと難しい。ましてや、500円以下では、野菜中心の食生活など、絶対に無理だ。
こうして、野菜は金持ちの食べ物になっていく。貧乏人は肉でも食ってろ、てか。はからずも、日本の農業政策の問題点が浮き彫りになってしまった(なんのこっちゃ)