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MFCオーナーのブログ

MFC presents 500 Favorite Albums Of All Time 500-481

2023年04月01日 11時32分11秒 | 私的歴代最高のアルバム500選

かなり前から予告してましたが(笑)、ようやくMFCオーナーの「私的歴代最高のアルバム500」をアップするに至りました。今まで何やってたんだか(爆)

ご存じの方はご存じの通り、本企画はローリング・ストーン誌の『The 500 Greatest Albums of All Time』に触発されたもので、還暦を迎えた(爆)MFCオーナーが、今まで聴いてきたアルバムを振り返り、好きな・衝撃を受けた・思い出深い・影響された・思い入れのある、アルバムをリストアップして、それぞれを数値化して1位~500位を決定したものです。以前でもMFCで公開した『私的名盤100選』の、いわば拡大版ですね。洋楽に限定してますが、いわゆるロックに限らず、聴いていたものは全てランキングの対象にしています。が、やっぱり偏りがあるようで(笑) ジャズ系やブラック系は少ないし、ロック系でもプログレやヘヴィ・メタルは少ない、パンク・ニューウェイブ系はほとんど無し。もちろん、ヒップホップも無し(笑) 1アーティスト1枚の縛りをなくしたので、同じアーティストのアルバムが何枚もランクインしてるし(笑)

と、まぁ、そんな訳で、おヒマでしたら、是非お楽しみ下さい。余計かもしれませんが(笑)、それぞれMFCオーナーの150字程度のコメント付きです。僕にとって、音楽は趣味であり娯楽なので、コメントもアルバムの内容に触れてるだけでして、「当時の彼女がこの曲好きで、二人でよく一緒に聴いてた」とか「受験に失敗して落ち込んでた時、この曲が前を向く勇気を与えてくれた」とか「転職するかどうか悩んでいた時、この曲が背中を押してくれた」とかいう類のかったるいエピソードは一切ありません。ご安心下さい(爆)

毎回20枚づつ紹介していきます。今回は500位~481位。

MFCオーナーの私的歴代最高のアルバム500
500位→481位

☆500位☆

 

Peter Gabriel/Peter Gabriel (1977)
ピーター・カブリエル/ピーター・ガブリエル
ピーター・カブリエルのソロ・アルバムは、4枚目までは全て同じタイトルなので、区別する為に1stは”Car”と呼ばれているらしい。非ロック的なコンテンツを使って、独特のロック・アルバムに仕上げた、という印象。「Solsbury Hill」は文句なしの名曲だが、「Modern Love」「Moribund The Burgermeister」「Down The Dolce Vita」も捨てがたい。

☆499位☆

Captain & Tennile's Greatest Hits (1977)
グレイテスト・ヒッツ/キャプテン&テニール
アメリカン・ポップスを語る時、キャプテン&テニールを忘れてはならない。アレンジとキーボード担当のダリル・ドラゴン(愛称キャプテン)とシンガーのトニー・テニールの夫婦デュオだ。70年代後半多くのヒットを飛ばし、「愛ある限り」「愛の証し」を全米No.1にしている。明るく雰囲気を盛り上げるテニールの歌いっぷりが素晴らしい。

☆498位☆

I Want You/Marvin Gaye (1976)
アイ・ウォント・ユー/マービン・ゲイ
発売当時、雑誌の広告で淫靡とも言えるジャケットに妙に惹かれ、中味も気になっていたのを思い出す。官能的でメロウなグルーブが全体を支配し、ギターのカッティングとストリングスが彩りを添える。そしてえも言われぬマービンのボーカル。正にオトナのソウル・ミュージックである。レオン・ウェア作のタイトル曲はモータウン屈指の名曲。

☆497位☆

Blue Moves/Elton John (1976)
蒼い肖像/エルトン・ジョン
本作を最後に、エルトンは一旦バーニー・トーピンとのコンビを解消するが、アルバム自体は豊富なアイデアに溢れた2枚組。新しい方向性を模索しつつ、立ち止まって足下を確認しよう、という境地だったのではなかろうか。「クレイジー・ウォーター」や「バイト・ユア・リップ」のようなアプローチは、今までのエルトンにはなかったものだが、これは成功していると思う。

☆496位☆

Run With The Pack/Bad Company (1976)
バッド・カンパニーⅢ/バッド・カンパニー
相変わらずのサウンドにポール・ロジャースの歌いっぷり、マンネリに見えるかもしれないが、これこそ彼ら独自の世界であり、他者にマネ出来るものではない。シンプルなロック・ミュージックではあるが、ブリティッシュ・ロックらしい陰影を感じさせるのが素晴らしい。タイトル曲や「ハニー・チャイルド」「ラブ・ミー・サムバディ」あたりが聴き物。

☆495位☆

Toys In The Attic/Aerosmith (1975)
闇夜のヘヴィ・ロック/エアロスミス
3作目にしてエアロも風格のようなものが身に付いてきたように思う。ブルースやR&Bに根ざしたオリジナル曲たちは堂々たる出来映えで、「Walk This Way」「Sweet Emotion」などのシングル曲は、印象的なリフとキャッチーな曲調で、エアロのスタイルを確立した。彼らは新世代を代表するロック・バンドとして着実に足場を固めていたのである。

☆494位☆

Relayer/Yes (1974)
リレイヤー/イエス
バトリック・モラツ(Key)唯一の参加作だが、イエスのアルバムの中でも異彩を放つ作品と言える。定番の大作かと思わせる「錯乱の扉」にしても、今までとはやや違う、分かりやすく尚且つ攻撃的アプローチを見せる。B面の2曲も大作志向は変わらないが、民族音楽風な部分もあり新機軸を打ち出している。パトリック・モラツの影響なのではなかろうか。

☆493位☆

Gonna Take A Miracle/Laura Nyro & La Belle (1971)
ゴナ・テイク・ア・ミラクル/ローラ・ニーロ&ラベル
ローラ・ニーロも、少女の頃路上で仲間とドゥーワップを歌っていたらしい。そんな初心に帰ったかのような初々しさが感じられる、モータウンのカバー・アルバム。当然オリジナル・アルバムとは全く異なるアプローチであり、本人たちも楽しそうで、良い雰囲気だ。聴いてる方も楽しくなる。シンプルな作りに徹しているのもよろしい。

☆492位☆

Greatest Hits/Blood, Sweat & Tears (1999)
グレイテスト・ヒッツ/ブラット、スウェット&ティアーズ
ブラス・ロックを代表するバンドとして活躍したBSTであるが、ボーカルのデビッド・クレイトン・トーマスがソウルフルなので、有名な2ndからの3曲のヒットを含めて、全体的にソウルフルでファンキーな雰囲気だ。個人的には、アル・クーパー主導の1stの曲の方がブラス・ロックらしい感じで興味深い。アルクーパーはここでも先端を行っていた。

☆491位☆

Hearts And Bones/Paul Simon (1983)
ハーツ・アンド・ボーンズ/ポール・サイモン
プロデューサーにロイ・ハリーの名前もあり、元々はサイモン&ガーファンクルのアルバムとして制作がスタートしたらしいが、例によって頓挫したため、ポール・サイモンのソロとなった。そういう背景のせいか、久々にシンガー・ソングライター的なアプローチとなっており、却って良かったのではなかろうか。タイトル曲はポールらしいアコースティックな名曲。

☆490位☆

An Innocent Man/Billy Joel (1983)
イノセント・マン/ビリー・ジョエル
古き良きアメリカのポップスを再現したアルバムで、オールディーズみたいな収録曲は全てビリーのオリジナル。社会派としてシリアスな一面も見せるビリーより、この明るいオールディーズ路線の方が大衆にもウケが良かったようで、大ベストセラーとなった。実際、どの曲も楽しく聴ける。カバーではなくオリジナルにしたのも正解。「アップタウン・ガール」は名曲。

☆489位☆

1999/Prince (1982)
1999/プリンス
ストーンズの前座に抜擢されるなど、着実に注目を集めていたプリンスは、本作のヒットでついにブレイクした。初のトップ10ヒットが生まれたが、「夜のプリテンダー」「レディ・キャブ・ドライバー」などのダンサブルな長尺曲の出来が良い。ヒットしたタイトル曲もダンサブルな名曲。ラストのロッカバラード「インターナショナル・ラバー」も素晴らしい。

☆488位☆

Extensions/The Manhattan Transfer (1980)
エクステンションズ/マンハッタン・トランスファー
ジェイ・グレイドン・プロデュースのもと、マンハッタン・トランファーはポップ志向のアルバムを3枚制作したが、本作はその第一弾。ボーカリーズを導入したウェザー・リポートのカバー「バードランド」、遊び心溢れるアレンジでヒットした「トワイライト・トーン」等々、ジャズ・テイストのAOR風サウンドと類い希なコーラスワークがマッチした極上のポップ・アルバム。

☆487位☆

Against The Wind/Bob Seger & The Silver Bullet Band (1980)
奔馬の如く/ボブ・シガー&ザ・シルバー・ブリット・バンド
ロッカーとしての決意表明のようなタイトル曲のヒットもあり、ボブ・シガーは本作でその人気と地位を盤石のものとした。大らかでシンプル且つキャッチーなアメリカン・ロックが堪能出来る。ジャケットもいかにもって感じで良い。「ファイア・レイク」「分かりあえる時」等名曲も多し。正にボブ・シガーの代表作と言っていいアルバム。

☆486位☆

Infinity/Journey (1978)
無限との遭遇/ジャーニー
本作よりスティーブ・ペリーが加入したことで、ジャーニーの運命が変わる。ボーカル主体の歌を聴かせる方向にシフト・チェンジしたが、ニール・ショーンもその変化に見事に順応している。重厚なサウンドとコーラスは、プロデューサーのロイ・トーマス・ベイカーの貢献度大だが「フィーリング・ザット・ウェイ」「エニータイム」はそんなコーラス・ワークの賜物。

☆485位☆

Burnin' Sky/Bad Company (1977)
バーニン・スカイ/バッド・カンパニー
タイトル曲のカッコ良さには言葉もない。当時、渋谷陽一が、1st以来の傑作では、と評していたが、そこまでは言わないまでも、グレードは高いアルバムである。以前から感じられたが、徐々に彼らのアメリカ志向が色濃くなっているのが分かる。アコースティックな「Morning Sun」、シングルとなった「Everything I Need」あたりの出来が良い。

☆484位☆

Black Market/Weather Report (1976)
ブラック・マーケット/ウェザー・リポート
2曲とはいえジャコ・パストリアスが参加しており、ここからザビヌル-ショーター-ジャコの3頭体制がスタートした。黄金期の始まりだ。ウェザー・リポートの凄いところは、複雑でテクニカルな曲が多い割には聴いてて分かりやすいという点にあり、本作でも、それが十分に堪能出来る。A面の3曲(「ブラック・マーケット」「キャノンボール」「ジブラルタル」)は圧巻。

☆483位☆

Shades Of Deep Purple/Deep Purple (1968)
ハッシュ~ディープ・パープルⅠ/ディープ・パープル
第1期のパープルの特徴は、ジョン・ロード主導による、オルガンを中心に据えたサイケデリックなサウンド、そしてカバーが多いこと。デビューヒットの「ハッシュ」からしてカバーであるが、ビートルズの「ヘルプ」を既に静かにカバーしているのは特筆に値する。メロディアスなオリジナル曲も良い。ロッド・エバンスの声質に合っている。

☆482位☆

Yellow Submarine/The Beatles (1967)
イエロー・サブマリン/ビートルズ
ビートルズを題材にしたアニメ映画のサントラで、A面はビートルズのオリジナル曲が収録されているが、タイトル曲と聴き飽きた「愛こそはすべて」以外の4曲は、とにかくサイケでポップで素晴らしい。B面はジョージ・マーティンによるオーケストラ曲が収録され、これはこれで良い出来と思うが、ファンには不評のようだ。僕は好きだけど。

☆481位☆

Time The Conqueror/Jackson Browne (2008)
時の征者/ジャクソン・ブラウン
2010年3月に、東京国際フォーラムでジャクソン・ブラウンを見た。その後、本作を買って聴いた。客席から見た印象も、本作を聴いてみた印象も、昔から全然変わっていなかった。正に万年青年。その時の来日公演では、本作から「時の征者」「オフ・オブ・ワンダーランド」「ギビング・ザット・ヘブン・アウェイ」の3曲が演奏された。鮮烈ではないが、じわじわと来る人だ。

次回は、480位~461位です^^


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