日々の覚書

MFCオーナーのブログ

美伝説

2021年08月08日 23時12分33秒 | 音楽ネタ

暑中お見舞い申し上げます。

いやはや、今年の夏もやっぱり暑い。先月梅雨明けしてから連日30℃超えだもんね。こんな中でのオリンピックも本当に大変だ。選手だけでなく、関係者やボランティアの皆さんも。コロナとかは関係なく、この時期にオリンピックを開催するのは間違っている。もっと抗議の声が上がってもいいのだが、皆さんご存知の通り、8月のオリンピックは欧米の意向で決まってる訳で、抗議しても無駄なのである。ほんと、オリンピックって何の為にあるんだろう? 僕個人は、オリンピックなんて意味ないから、日本で開催するのも反対だったし(後出しジャンケンみたいに思われるとイヤだったので、今まで言わなかったけど、過去にそういう発言してるので、言ってもいいかな、という気になった。笑)、今回は開催する事に決まってたから、色々あるけど決まった以上は中止になんかせず、きっちりやりましょう、というだけのことで、オリンピック自体もうやらなくてもいいのでは、くらいに思ってる。続けるなら、各国持ち回りではなく開催地を固定する、とか。少なくとも、札束が飛び交う招致合戦をしなくてもよくなる。開催国がインフラ整備等に大金つぎ込む必要もない。いいと思うけどね(笑) 開催地はギリシャでいいんじゃない?

ま、とにかく、真夏の東京オリンピックだが、それでも日本選手の活躍は凄い。金メダル獲得数は過去最高らしいし。猛暑の中頑張ってるな凄いな、と素直に思う。と言ってる間に閉会式。早い。本当にお疲れさまです。

さて、この夏の話題はオリンピックと緊急事態宣言である^^; なんかオリンピックに合わせるかのように感染者が増えているのが、なんとなく納得いかないが、とにかく増えているのである。東京で5000人超えは凄いな。で、神奈川県も緊急事態宣言が発出されてしまった。けど、どうすればいいのか。政府は外出の自粛を呼びかけているが、通勤電車などでのクラスター発生は聞いてないので、特に問題はないのだろう、なので仕事には行くし公共交通機関は利用するし、という訳で、朝晩の電車はフツーに混んでいる。コロナ前よりは少ない気はするけどね。夏休みの帰省や旅行も自粛して下さい、なんて言ってるけど、ちゃんと対策してれば移動中に感染する事はないと思うし、感染してるのを知らない人が田舎の祖父母に感染させてしまうのを警戒してる、というのはあると思うけど、ワクチン接種も進んでるようだし、移動先で大宴会とか大BBQとかしなければ、行ってもいいのではなかろうか。

なんか、やたらと居酒屋を標的にしてるのもどうかと思う。営業自粛とか酒類の提供は禁止とか、そんな事より効果的な策があるのでは。飛沫防止のアクリル板をちゃんと設置して、キャパの半分くらいを定員にして、5人以下のグループしか入れない、というような店なら、通常通り営業させてもいいと思うけどね。声が大きくなるから、つまり、そうなると飛沫が飛んで感染リスクが高まるから酒は出さない、というのなら、必ずアクリル板を挟んで会話させればいいではないか。面倒だけど。一時期、駅構内でも酒類売ってなかった。今でも、新幹線等の車内販売は酒類なしだ。なんかおかしい。とにかく、対策してる店には営業させてやればいいのである。死活問題だし。

個人的には、基本的に外出時はマスク着用、こまめな手洗い・消毒、人混みは行ってもいいけど、知らない人と会話しない、する場合は最小限、居酒屋もOKだけど5人以下、その場合でも、隣のテーブルの見知らぬオジサンと意気投合、というのは避けるべき、というのを徹底してれば、感染のリスクはかなり低いと思ってるのだが。甘いか。

という訳で、コロナにも負けず、最近買ったCDから(は?)

GIUFFRIA/GIUFFRIA

なんとジェフリアである。ジェフリアですよ、そこのあなた。何故、今ジェフリアなのか、よく分からんが(笑)、とにかくジェフリアなのである。あの、70年代に日本で人気あったエンジェルの元メンバーが結成したバンドで、80年代にブレイクした時はちょっと驚いた。エンジェルについては、僕はそれほど聴いてなかったんで、その後どうなったのかも知らず、多分解散したんだろうな、とは思っていたが、何してるのか、なんて興味もなかったし、けどジェフリアが出てきて、そうか、ずっとこの世界で頑張っていたのか、注目されて良かったね、なんて、ファンでもないのに、なんとなく嬉しく思っていた。この感覚は、ジョーン・ジェットが突如ブレイクした時に感じたのと似てるなぁ(笑)

で、ジェフリアである。これは1stで邦題は『美伝説』。友人に借りたのだが、実は結構気に入って、よく聴いてた。当時(1984年)の時代背景によるものなのかどうか、ジェフリアはHR/HM系のバンドとして認識されており、今回の再発(といっても5年程前らしいが...^^;)でも、ユニバーサルの『My Generation My Music』シリーズのHR/HM編のカテゴリーでのリリースである。でもあの頃から、HR/HMというより産業ロックだと、僕は思っていた。今聴いても、その印象は変わらない。というか、これ、コテコテの産業ロックですよ。シンセを多用したアレンジ(と言ってもクラシカルではない)といい、分かりやすい曲構成といい、キャッチーな曲調といい、どれを取っても産業ロック。少しプログレの香りがするのも、ハードなギターを全面に出しているのも、やっぱり産業だ、って感じ。加えて、ボーカルがスティーブ・ペリーに似てる(顔ではなく声ね)のも産業ぽい(関係ないか)

そんな訳で、懐かしくもあり、最近よく聴いているのである(笑) ほんと、冗談抜きで良いです^^ 2ndも再発されてるので、買ってしまおうかと思っている(笑) 2ndの方が、ボーカルのスティーブ・ペリー度がより強くなっている感じかな。だから何なのだ、と言われたらそれまでだけど(笑)

Endless Summer/Donna Summer's Greatest Hits

早いもので、ドナ・サマーが亡くなってから8年が過ぎた。享年63歳だったそうで、早過ぎるよな。まだまだ歌えただろうし。“ディスコの女王”なんて呼ばれて、やや色物的に扱われているきらいはあるが、ドナ・サマーは実力派なんである。ライブ映像を見て貰えれば分かって頂けると思う。ま、亡くなった翌年、ロックの殿堂入りを果たしているので、現在では正当な評価を受けているのだろう。死後というのが残念だが。

ドナ・サマーの全盛期という事になると、やはり70年代後半から80年代にかけての時期であろうか。特に凄かったのが、1978年夏頃から1980年初頭にかけての約1年半で、この期間中、ドナ・サマーの名前が米ビルボード誌のシングル・チャートのTOP40から消えた事はなかった。曲で言うと、「ラスト・ダンス」「マッカーサー・パーク」「ヘブン・ノウズ」「ホット・スタッフ」「バッド・ガールズ」「ディム・オール・ザ・ライツ」「ノー・モア・ティアーズ」「オン・ザ・レイディオ」の8曲。この8曲が途切れる事なく、ヒット・チャートを賑わし続けていたのだが、さらに凄いのは、8曲全てがTOP10入り、うち4曲がNo.1だったこと。シングルだけでなく、アルバム・チャートでも大活躍、『ライブ・アンド・モア』と『華麗なる誘惑』の2枚を上位に送り込んだ。どちらも2枚組というのも凄い。ほんと、あの頃のドナ・サマー人気は凄かった。40年過ぎた今でも、その記憶は鮮明だ。1979年の顔は間違いなくドナ・サマーである。決してザ・ナックではない(笑)

そんな時期のヒット曲はもちろん、その前とその後のヒット曲も萬遍なく聴けるベスト盤がこれ、である。全盛期のドナ・サマーのベスト盤は、ノンストップ・ミックスだったそうで、それはそれでいいけど、単純にヒット曲を聴きたい僕のような者には、本盤をはじめとする、後年編集されたベスト盤がよろしいかと思う。ジョルジョ・モロダーと組んだ一連のヒット曲はもちろん、80年代にクインシー・ジョーンズやマイケル・オマーティアン、或いはストック・エイトキン・ウォーターマンと組んだ曲も素晴らしい。どちらがアプローチしたのか知らんが、当時のクインシー・ジョーンズはいわゆるブラコンというジャンルを確立しようとしていて、ドナ・サマーも格好の素材だったのではなかろうか。ストック・エイトキン・ウォーターマンと組んだのは意外だったけど、ドナ・サマーの個性が勝っているのはお見事。全盛期過ぎてからだけど、ディズニー映画の主題歌ぽい曲もやってて、なかなかに時流を読んで活動していたのだな、という気がする。単にトレンドを追っているだけではなく、ちゃんとドナ・サマーの音楽にしてしまっているところは、やはり実力派なんだなぁ、と思う。

その昔、学園祭等で、ガールズ・バンド或いは女性ボーカルのバンドが、「ホット・スタッフ」をコピーしてるのを、何回か見た事がある。そういう分かりやすさもドナ・サマーの魅力のひとつだった。ほんと、惜しい人を亡くしたものである。てな事を書いてたらまた「マッカーサー・パーク」聴きたくなってきた^^;

Feels Right/Marva King

この人の事は何も知らない。名前も曲も何も知らない。なのに何故CDを買ったのかというと、まぁ、何と言うか、ジャケ買いかな(爆) ま、試聴出来たんで、アルバム中唯一知ってると思われる曲を聴いてみたら、正に知ってる曲で良い感じで歌ってたので、聴いてみようという気になったという次第。その唯一知ってた曲というのは「Suspicions」、エディ・ラビットのヒット曲だ。

という訳で、じっくりと聴いてみると、なかなか良い。プロデューサーがリチャード・ペリーで、正直なところ、このアルバムは1981年の発表で、ペリーの全盛期は過ぎていたと思うのだが、でもさすがペリーという感じ。ややオシャレなソウルとAORの折衷みたいな雰囲気で、曲もサウンドプロダクションも高いレベルで、加えてマーヴァ・キングも若々しく且つしっとりと迫る歌を聴かせていて、要するに内容は良いのに売れなかったので、関わった人全てが幸せになれなかったアルバム、という事になるのかな(笑) ま、リチャード・ペリーのプロデュースだし、グレッグ・フィリンゲインズ、ポール・ジャクソンJr.、ジェフ・ポーカロ、エイブラハム・ラボリエルといった人たちも参加してるし、それなりに力入れて作ったアルバムだったのだろうけど残念だ。こういう、マーヴァ・キングみたいな人の事を知る度に、やっぱりアメリカは裾野が広いな、とつくづく思ってしまう。

余談だが、U2のボノやチャーリー・セクストンの息子たちも、ミュージシャンになってメジャー・デビューしてるんだそうな。こういう話を聞くと年取ったなぁ、と改めて思い知らされる(爆) ま、還暦は近いけど^^;、まだまだ若いつもりで頑張りましょうね、ご同輩(爆)


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2 コメント

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Unknown (イチロー)
2021-10-09 21:12:08
ジェフリアは発売日に買ってしまいました。キーボード好きの自分としては一曲目でガッツポーズで二曲目で「早くもバラードか~」と思っていたら時代は二曲目でした。その他にもいい曲沢山だし二枚目も良いアルバムだったとおもいます。今でも愛聴盤です。
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Unknown (MFCオーナー)
2021-10-09 23:47:23
♪イチローさん

>ジェフリアは発売日に買ってしまいました

おおっ、それは凄い! そういう人をお待ちしておりました(笑)

>その他にもいい曲沢山だし二枚目も良いアルバムだったとおもいます。今でも愛聴盤です。

僕も2枚目も愛聴してました。2曲目が「Call To Your Heart」に似てて笑えましたが、クォリティは高いですよね。今の時代、こういうバンド(バッド・イングリッシュとか)を聴くと、安心しますね(笑)
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