日々の覚書

MFCオーナーのブログ

カードの恩恵

2009年09月02日 23時37分57秒 | 与太話

先の衆議院選挙だけど、ふと疑問が...

民主党の立候補者で、落選した人はいたのだろうか?

恐ろしや...(笑)

さて、話は変わるが、日本もいつの間にやらカード社会、鉄道の改札は人が通過するたびに、「ピッ」という音がするのが当たり前になってしまった。いや、鉄道に限らず、バスに乗っても「ピッ」、コンビニのレジでも「ピッ」、自動販売機でも「ピッ」、老いも若きも「ピッピッピッ」、かけちゃうぞ「ピッピッピッピ」、てな具合で、この電子音は、すっかり街の音となりつつある。

もちろん、カードというモノは昔からあった訳なんだけど、キャッシュカードやクレジットカード或いはプリペイドカードあたりと、近頃流行りのICカードは、全く違う次元のモノと思う。共通してるのは、現金を持ち歩かないで済む、という点だけだろう。

人によって解釈は異なるのだろうけど、僕に言わせると、クレジットカードというのは、大きな買い物をする時に使うモノである。それに対して、ICカードは小さな買い物の時に使うモノだ。要するに、これ買いたいけど現金の持ち合わせがない、という時はクレジットカード、これ買いたいけど1000札くずすのはかったるい、という時にはICカードを使うのである。決して、ICカードでフレンチ・レストランの支払いをしてはいけない(してる人もいるけど^^;)

小さな買い物、という点ではプリペイドカードも似たようなものだが、決定的に違うのは、ICカードだと残額が分かりにくい、という点だろう。使った分がカードに印字され、レシート代わりにもなるプリペイドカードとは違い、ICカードだと履歴を印字しないと、残額が分からない。ご承知のように、ICカードは金額が少なくなったら、現金をチャージ(追加)するのだが、オートチャージとかいう、そら恐ろしいシステムもあり、これだと自分がいくら使ったか、残額はどれくらいか、が把握出来ない恐れがある。

確かに、スイカとかパスモとかイコカとかピタパとかいった(アルファベットで書くのが小ざかしいので、カナで書く)、ICカードは便利だ。本来は、鉄道やバスで使うモノだったはずだが、今やコンビニ等の店舗でも使えたりする。某タワーレコードのレジに、「スイカ・パスモ使えます」と書いてあったのを見た時は、心底驚いた。あと、駅ビル内のキリン・シティとかね。

これらのカード、使えば使うほど特典も付いたりして、例えば神奈川県内だけかもしれないが、バスの運賃をスイカまたはパスモで支払うと、5回利用すれば6回目は100円値引きしてくれる。小田急バスを5回使って6回目に神奈中バスに乗ると、100円引いてくれたりして、それじゃ神奈中が損するだけでは、なんて思ったりもするが(笑)、とにかく使えば得するのである。

しかし、この場合、ICカードではなく、毎日現金でバスに乗ってる人には、何の恩恵もない、というのが納得いかない。スイカで乗ろうが現金で乗ろうが、客は客ではないか。何故、そこで差別する? かつては、現金払いの客を一番大切にしたはずだが。鉄道はともかく、バスでは、現金の客は時間がかかるので嫌がられるとでもいうのか。分からなくもないが(笑)

あと、性質が違うけど、Tカードなんてのもある。買い物した時に、このカードを提示するとポイントが付くのだ。それを貯めておけば、その分値引きして貰える。ま、それなりの価値はあるが、それだけだ。加盟店でしか使えないのは、ある意味不便だし、タバコや公共料金の支払いの場合には、ポイントは付かない、というのも気に入らん。実は、うちにも一枚Tカードがあるのだが、タバコではポイント付かない、というので使ってない。近頃では、コンビニではタバコくらいしか買わないのだ(笑)

という訳で、昨今のカード社会、ポイントやらで釣って、ひたすら小銭を消費させようとしてるのが見え見えである。小売業の皆さんは、そんなに小銭が嫌いなのか。それとも、政府が推進する、的外れの景気浮揚体得の一環か。カードだと支払いがスピーディなので、ゆっくり買い物やお食事が楽しめます、などと宣伝文句で謳っているが、スピーディにしたいなら、「釣りはいらんから取っとけ」くらい言えばいいではないか。そっちの方が、よっぽとスピーディだぞ。僕はしないけど。

しかし、こうして見ると、それなりの特典があるICカードに比べ、いくら使ってもポイントも付かず、現金が不要になる訳でもないタスポってのは、ほんと役に立たないねぇ(爆)

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする