日々の覚書

MFCオーナーのブログ

ETC・イズ・デンジャラス 

2008年07月05日 00時40分44秒 | 与太話

今や、ETCとカーナビは、ごくフツーの車両装備となった。搭載してない車の方が珍しいと言っていい(笑) 国土交通省も、あれこれPRしてきた甲斐があったというものだろう。最近のTASPOと同じく、利権の匂いがプンプンするが、ここではあえて言うまい(笑)

ETCと気軽に呼んではいるが、一体ETCって何の略なのか。考えてみると知らなかったので、調べてみた。“LECTRONIC OLL OLLECTION SYSTEM”、の頭文字を取ったものらしい。これだと、ETCSではないのか? Sはどうしたんだ?(爆) しかも、直訳すると“電子料金収集方式”、なんとなくバカにされてるうよな気がするのは、僕だけ?(爆)

そんな(どんな?)ETCであるが、キセル通行をして捕まった輩がいるらしい(笑) ETCのキセルなんて、どうやるんだろう、なんて思ったが、カードを2枚使うのだそうな。で、Aから乗ってBで降りる場合、Aでは片方のカードで入場し、Bで出る時にもう片方のカードを使って、AとBの間にかかる料金をごまかしたらしい。正に、定期券を2枚使ったキセル乗車と同じ手口なのだが、こんなの上手くいくとは思えないけどねぇ。だいたい、Bで出る時、入場記録がカードになければ、料金の精算が出来ないではないか。つまり、出れるはずがないのだ。たとえ数回とはいえ、よく成功したものだと感心する。バレたのも、カードの入出記録からだそうだが。

このETCなのだが、導入され始めた頃、渋滞解消が最大の売り文句だったように思う。高速道路で渋滞が発生するのは、料金所で一旦停止しなければならない為であり、ETCを導入すれば料金を支払う為に停止する必要もなくなり、結果渋滞がなくなる、という訳だ。確かに一理あるが、渋滞の原因は料金所だけではないからねぇ。渋滞解消に関しては、ETCの効果があったとは思えない。けど、ETC対応の料金所が増えたおかげで、スムーズに通過できるようになったのは間違いない。

ただ、料金所でいちいち停車しなくてもよくなった、というのは喜ばしいが、これはこれで心配な面もある。高速道路の料金所では、ご存知の通り、車線が増える。2車線の高速道路でも、料金所では5~6車線になる訳だ。交通量の多い東名や名神だともっと増える。2車線の道を走ってきた車群は、料金所で5~6車線に分散し、料金所通過後にまた2車線に合流する。これが大変危険なのだ。今までは、料金所で一旦停止して、それから再び発車していたので、車群は低速で走りながら2車線に戻っていった訳だが、ETCになると停止しなくてもいいので、多少スピードは緩めるにしても、高速のまま2車線から5~6車線に分散し、また2車線に合流する、という事になる。高速のまま2車線に戻るのは、かなり危ない。料金所を通過する時、端の方に行ってしまった車は、料金所を通過した後、メインの2車線に合流する為に、横移動してこなければならない。その時、自分の隣のルートを走ってる車とぶつかる可能性がある。低速同士ならよける事も出来るだろうが、高速同士だと難しい。何台か繋がってきたりすると、より一層危険となる。

今までのように、料金所通過後、低速でメイン車線に戻るのだって、結構神経遣ったものだ。これが高速となると、しんどいぞ。いずれ、全国の高速道路の料金所がETC対応になると、料金所通貨後の接触事故が、各地で起こるようになるのではないか、と僕は思っている。いや、もう、起こっているのかもしれない。

これを避けるには、2車線の道路なら、料金所もゲート2つにするしかなかろう。停止しないでいいのだから、料金所が原因の渋滞は発生しないだろうからね。そういう計画になってるのかもしれないが(笑)

しかし、渋滞はともかくとして、高速道路で危険なのは、ずっと同じスピードで走り続けることなのではないか、と僕は思っている。料金所やチケット確認ゲート等が適当にあった方が、運転にメリハリつける事が出来て、事故も少なくなるのでは、という気もするが。

コメント (7)
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