日々の覚書

MFCオーナーのブログ

断絶

2008年07月31日 23時58分18秒 | 与太話

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新幹線の中などで、よく見かける広告である。そうなんだ、世のお父さんたちは子供と会話したいんだね。僕は子供いないので、よく分からないけど。

40代男性の子供と言えば、だいたい中学生から高校生くらいだろうか。個人的には、この年齢の連中が一番苦手だ。身近にいないせいもあるけど、何考えてるのか、よく分からないのだ。自分がその年頃の時、どんな事を考えてたか、というのは今でもだいたい覚えてるけど、そんなのは現代の10代には通用しないだろうし。もし、今の自分に高校生の息子がいたら、なんて思うとゾッとする(笑)

とはいえ、赤の他人ならともかく、自分の子供となると、そんな事は関係ないのだろう。家族でもある訳だし、話題は何でもいいから、子供と話がしたいのだろうね。奥さんとは口ききたくもないけど、ってか(笑)

しかし、10代の連中にとって、40代とは積極的に交流したい相手だろうか? 鬱陶しいだけではないのか? 少なくとも、僕はそうだった。僕が10代の頃、身近にいた40代といったら、親の他には学校の先生くらいで、元々年が上というだけで威張りくさる人種が大嫌いだった僕は、いわゆる中年世代の連中とは口もききたくなかった。まともに話は聞いて貰えないし、一方的に自分の自慢話をするばかりで、会話が成り立たなかったからだ。自分より若い者を否定する事が年長者のたしなみである、みたいな勘違い中年も多かったし。父親の友人や仕事仲間が家に来て、食事や酒の席に付き合わされる時の苦痛といったらなかった。あれに比べたら、社会人になってから経験した接待の方が、ずっとマシだ(笑)

聞いた話だけど、大きな会社になると、社長室や役員室というのがあって、出世すると一人で使える部屋が貰える訳だが、それを嫌う人たちも多いらしい。要するに、誰もいない空間で過ごすのがイヤなんだそうな。で、専務とか常務とかあろう人が、しょっちゅう皆が仕事してる部屋にやってきては、若い社員にあれこれ話しかけたりする。本人は、コミュニケーションをとってるつもりなのだろうが、相手する方は忙しくてそれどころではない。かといって、役員であるから邪険にも出来ない。これって、かなり鬱陶しい(笑) 専務に声をかけられた、というだけで感動する若者もいるかもしれないが、それはたまにやって来るからであって、毎日のように顔を出されたらたまらん。と、かように、人間年をとると、同世代ではなく、若い世代の人と会話したくなるものらしい。

ま、いずれ僕もそうなるのか(笑) 会話するだけで嬉しいんだから、相手くらいしてあげなよ、と40代の父親を持つ若者たちには言ってやりたいけど、若い頃は年長者というものを忌み嫌うのが当然でもあるし、簡単に中年に尻尾を振ったりしないだろう。それでもやっぱり、世のお父さんたちは、子供と会話したいのかな。子供に相手して貰うより、自分で好きなように過ごせばいいのに、なんて思うけど、そういうもんじゃないんだろうな、きっと。

これが「断絶」というものなのか?(笑)

コメント (8)
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