知ってる人は知ってると思うが、プロ野球の中日ドラゴンズのOB戦が開催される。正確には「中日スポーツ創刊70周年記念 DRAGONS CLASSIC LEGEND GAME 2024」、まぁ、ドラゴンズ云々ではなく、中日スポーツの企画な訳だが、とにかくドラコンズのOBがバンテリンドームナゴヤに集まって試合をするのである。それに出場するOBの顔ぶれが以下。申し訳ないけど敬称略で、勝手に投手と野手に分けさせて頂きました^^;
総監督 法元英明
監督 権藤博、谷沢健一
投手 小松辰雄、山本昌、今中慎二、岩瀬仁紀、川上憲伸、松本幸行、鈴木孝政、都裕次郎
野手 山﨑武司、谷繁元信、福留孝介、荒木雅博、島谷金二、正岡真二、田尾安志、平野謙、中尾孝義、
宇野勝、上川誠二
なかなかに錚々たる顔ぶれだ。前にも書いたと思うけど、僕が一番熱心にプロ野球そしてドラゴンズの試合を見ていたのが80年代なので、当然思い出の選手もその頃の人が多くて、そういう意味では嬉しい。ドラゴンズは80年代だと1982年と1988年に優勝しているが、やはり1982年のメンバーが目立つかな。そういう意味では、大島康徳にもいて欲しかったな(2021年逝去)。確かに、それ言い出したらきりがないんだけどね。星野仙一、高木守道、大豊泰昭、三沢淳....見たくても見れない人が大勢いる。
存命の人でも、いろいろな事情で出場しない人も多いようだ。監督やコーチをしてる人は出れないのかな。それなら立浪和義や井端弘和がいないのは分かる。落合博満は、OB会について聞かれた際、自分とこには連絡来てない、と言ったらしい。このあたり、OB会の関係だろうか、色々とキナ臭いというかドロドロしたものを感じるなぁ(笑)
80年代のレジェンドというなら、牛島和彦、中村武志がいないのは解せない。彦野利勝、小野和幸がいないのも残念だ。郭源治、ケン・モッカは外人枠だからダメなのか。90年代以降だと、野口茂樹の名前がないのも淋しい。
と、色々と不満はあるが(笑)、こういった顔ぶれが集まって、再びプレーを見せてくれる、というのはファンにとっては嬉しいもの。聞くところによると、現在ドラゴンズのOB会長は小松辰雄で、色々としがらみもあり、今回のメンバー選考にも影響してるらしいが、ま、深くは追求すまい(笑)
これまた以前書いた気がするが、僕は1984年のチームが、ドラゴンズ史上最強だったと思っている。その時の主力がほとんど顔を揃えているので、満足といえば満足(笑) で、今回のメンバーの中で意外だったのは、松本幸行が入っていること。ご存知、70年代のドラゴンズのエースである。このころのドラゴンズのピッチャーといえば、右の星野・左の松本が2枚看板だった。どうしても熱血漢・星野が注目される事が多かったが、通の間では寡黙に飄々と投げる松本が支持されていたらしい。お立ち台に上がっても、あまり面白い事は言わず、完投勝ちした試合のヒーローインタビューで「これからどうしますか?」と聞かれて「帰って飯食います」と答えた、なんて逸話もある。でも、1974年には20勝を挙げて最多勝利投手となり、セーブ王となった星野とともに、ドラゴンズ20年振りのセ・リーグ優勝に貢献した。引退後は野球と離れた生活をしていたそうで、もちろんメディアに登場することもなかったが、どういう経緯か知らないけど、今回のOB戦には堂々と出場することになった訳で、本人曰く「キャッチボール始めてます」、いやほんと楽しみだな。
とは言ってるけど、このドラゴンズOB戦、開催は平日だし場所は名古屋だし、関東ではテレビ中継もないだろうし、僕はたぶん見れない(笑) 見たいんだけどね。レジェンドたちが無様な姿をさらしたとしても(笑)
OBではない現役のドラゴンズだが、相変わらず浮上のきっかけを掴めてない。6月8日現在、24勝29敗5引き分けのセ・リーグ4位。5月終わりから始まった交流戦も4勝7敗、一昨日からの楽天イーグルス相手の3連戦なんて、一昨日は涌井の好投むなしく0-2で完封され、昨日は5点差つけられて連敗。はっきり言うと、今のドラゴンズに5点差をひっくり返す打力はない。最少得点をピッチャーが守り抜く、という野球でないと勝てないドラゴンズなのだが、このままでは投手陣に負担がかかり過ぎてシーズン終わりまでもたないような気がするし、せめてピッチャーの疲労が溜まると言われる夏場だけでも打線爆発を期待したい。わりに長打力もあり、そこそこ勝負強い外国人3人を上手く使って欲しいなと思う。4位とはいえ、1位のカープとのゲーム差はわずか4.5である。まだまだ挽回出来る。往年のレジェンドたちに魔法を伝授して貰って頑張って上を目指して下さい。
ちゃんと確認して記事にしましょう。
勘違いしてました。木俣さんにも申し訳ありませんでした。
以後 厳重に注意します。