上陸ーーー☆

おまたせー！
直島パートに突入！（あれ？待ってない！とかないよね…？）



夕方、宮浦港へ到着。
港に着いてすぐにお迎えしてくれるのが
草間彌生の赤いカボチャ。




「うわぁ～～！遂に直島来たーーー！！！！」って感じ！
だって、直島できっと一番有名な作品でしょ？

嬉しいねっ♪
直島、嬉しいねっ♪
来ちゃったねっ♪
気分はかなりキャッキャしてましたよ。


ホテルのシャトルバスに乗って、いざ、ベネッセハウスへ！
ベネッセハウスは4つのコンセプトの異なる宿泊施設で構成されてるんですが、
私は『パーク』のダブルのお部屋に宿泊。
本当は『ミュージアム』も悩んだー！
でも、ホントのホントは『オーバル』に泊まってみたいーーーー！！！
………いつか………頑張れる日が来るか……来ないか………？（笑）



着いてみると、ちょうどチェックインラッシュのお時間だったようで、
横のベンチで待つことに。
でも、その空間にも作品があって、「うわっ！」ってワクワクした気持ちに。
そしたら、すぐにフロントの方が一人、私の所へ。
「ただいま、フロントが混み合っているため、お部屋でチェックインのお手続きをさせていただきたいと思うのですが…。」


え？？
部屋でしてくれるの～～？？
その対応の早さにも、対応の仕方にも驚き！
そんなに高級ホテルに泊まったことないから、
こんなこと今までなくって。



一緒にお部屋へ。
宿泊スペースにはカードキーで出入りするんです。
だから、宿泊客しか出入りしない部分があるってこと。
それすらも特別な感じがして嬉しい私。

チェックインの手続きと共に、色々ホテルの施設内の説明や、
お食事の確認（好き嫌いとかね。）、
ミュージアムギャラリーツアーや朝の家プロジェクトツアーの説明等をしていただきました。

そして、ミュージアムギャラリーツアー（学芸員さんが一緒に回って作品のことを説明してくれるのです。）に参加するなら急いで行かなければ！ってことで、一緒にフロントの方へ回ると、参加するために車でミュージアム棟へ。（車出してくれるんですよ！）
何人か一緒の方もいて、ミュージアムに着いて、私のチェックインをしてくれた方が車を運転してくれてたんだけど、その方が私に言うんです。
「もうツアー始まってるので、フロントにお声かけしていただいたら、すぐに追いつけると思うので……。」って。
そんな所も心遣いを感じます。



ギャラリーツアーも凄く面白かったんです！（2~30名の方が参加してました。）
作品のでき上がるまでの流れや、その作品に隠されたエピソード（！？って言っていいのかな？）とか、ただ自分で観に来ただけでは知ることのできなかった色々なお話が聞けて、面白くって！
私、こういう風に美術館を楽しんだこと、なかったなぁ～って思って！

そして、作品もね、どこかから買ってきたものだけじゃなくて、
作者の方が実際にこのミュージアムに来て、その場で作ったものがいっぱいあって、
その贅沢さったら無いなぁ～！って。
作品にも色々面白い仕掛けと言うか、そういうのも隠されてて、
面白いのよ、本当に！


でね、安藤忠雄の設計がまた面白い！
私、安藤忠雄にめちゃめちゃ興味あるって方ではないって今まで思ってきたの。
もちろん、名前は知ってるし、コンクリートのイメージは持ってるんだけど、
こんなに建物自体を面白い！ステキ！って思うと思ってなくて。
安藤忠雄がこれだけ有名な理由を一瞬で感じてしまった……。
私はなんて無知だったのだろうか………と。




ミュージアム棟の入口前の通路。
こういう所を通って出入りする感じもステキでしょ？
こういう所を歩いて行くことで、その空間に入り込めるんですよ。




順に作品の説明を受けながら、「次は外に出てみましょう！」って重い扉を押して外に出たら、
そこには私が観たい！って思ってた作品が！

「ここにあったのか！」（外はもう真っ暗だったので、室内から見えてなかったんです。）とテンション上がったー！

ずっと目にして憧れてたけど、どなたのなんて言う作品なのかは知らなかったんです。
………恥ずかしっ！（笑）
でも、今回、わかりました！

安田侃さんの『天秘』。

帰って来て、安田さんを調べて、驚き！
札幌にいっぱい作品ある！
それもそのはず。
北海道出身の方なんじゃないですかーーー！
すごーい！！
なんか、運命感じてしまったよ。

ずっと、「これをこの目で見て、触れて、寝転がりたい！」って思っていたものが、
北海道出身の方の作品だったなんて！
帰って来て、更なる親近感。



私が「大理石の」って言ってるのがそれです。
コンクリートの9メートルの壁に囲まれている空間に、
大きな丸い大理石が2つ置かれてるんです。
屋外ってことは、天井は無いんですよ。
空が見えてるんです。


学芸員さんが「どうぞ寝転がってみてください。」って言われる前に
もう、寝転ぶ気満々の私。（笑）
誰よりも先に座り、誰よりも先に寝転がりましたよ。
だって、それがしたかったんですから！！！



ここに寝転がって、空を見るのがずっとずっとしたかったことなんです。

うわぁ～、夢叶ってるーーーー！
えぇえぇ、きっとこのツアーに参加されてる誰よりも
重い気持ちで今ここにいます！（笑）



あ～、幸せーーーー♪♪♪




あとは、ブルース・ナウマンの『100生きて死ね』というネオン管を使った作品が凄く気に入りました。
ずっと観てられる。
最初に観たのは夜だったから、暗い部屋の中に浮かび上がるカラフルな色がとっても好きでした。
その作品が置かれてる空間も部屋の淵についてるスロープが螺旋状になってるところで、
その空間も好き。
その空間とその作品、どっちもが重なって凄く好きでした。

朝観たら、また違う表情で（天井に窓がついてて光が入るのです。）、
観る時間帯によって違って見えるってのがまた面白くって。




ギャラリーツアーも終わり、あとは各々観て回れて、
私、早速『天秘』に戻りました。
みなさん寒いからなのか、行かないんですよねぇ～。
でも、私は寒いのなんて全然気になりません！
えぇ、道産子ですもん！（そこあんまり関係ないけど）



一人で寝転がって、小さな声で「幸せ。また来たい。」って。
もう、泣きそう。








その後、部屋に戻ってやっと一段落。
っと言いつつ、部屋の写真もいっぱい撮っちゃった！
いちいち素敵なの！
アメニティーも良くって、
さらにお風呂覗いたら、湯船も大きくて、洗い場もちゃんとあって、
普通に家のお風呂みたいな大きさ！
嬉しい♪
しかも！



THANNやないのーーー！
やばっ！
テンション上がるんですけどーーーー！
前後の岡山のホテル用に愛用コンディショナーを持って来てた私も、
絶対こっち使うーー！って。



色々物色し、次の日の用意を軽く済ませ、
千歳への往復用に着てた冬用コートに着替え（薄手のものを持って行ってて、昼間はそっちを着てたんですけど、何せ寒かった！！）、宿泊客だけが利用できるラウンジと、その前にあるアートスペースへ。
もう、何なのーー！
いちいち贅沢なんですけどーーー！！


その後、お食事へ。
お食事はミュージアム棟で和食を。






…………の前に、ミュージアム棟に来たなら行くでしょ！
『天秘』（笑）
何せ私、今、冬用コートですもん！
そのために着て来たんですもん！
怖いもの無し！（笑）
お食事前にまず一寝転び。







『天秘』後にお食事。

ちょっとちょっと何何ーーー！
どれもこれもめちゃめちゃ美味しい！！！
盛りつけや器も凄くステキ！
私、お椀の蓋を開けると、蓋の内側に絵が描いてあるのとか、超弱いんですけどーー！
そういうの、大好き！

量も少しずつで、順々に出てくる感じで、
「どうしよう………私、めっちゃお腹空いてるのに……。」って思ってたけど、
終わってみれば、大満足！
ちゃんと計算されてますよねぇ～、当然のことながら。


美味しいんだろうなぁ～とは思ってたけど、
こんなに美味しいとは！！

食べ終わって、帰りにはどうしてもその美味しさを伝えたくて、
「どれもすっごく美味しかったです！」って。
で、そのお話しした方が、次の日の朝食時にもいらして、
私を見て、「あっ、昨日はどうも～。」的な（そんなことは言ってないよ？？）雰囲気で接してくださって、そういう感じも凄く嬉しかったです。







そして、そこからの『天秘』。（笑）


「また絶対来る。」って誓いました、声に出して。
反響する自分の声がまた嬉しくて。






この時点でもうシャトルバスは終わってるんです。
でもね、フロントに言ったら、個人送迎してくれるんですよ！
ミュージアム内も23時頃までは宿泊客は観ることができるんです！
こういうとこも嬉しい♪


で、車を呼んでもらおうと思って行ったら、
先に女性が呼んでる所で。

この方、実はギャラリーツアーに参加するための急いでた車の中から一緒。
もちろん、ギャラリーツアーにも参加してて、
お食事の時間も一緒だったんです。
私は彼女の斜め後ろに座ってたから、彼女は気付いてなかったみたいだけど、
私からはばっちり見えてて。

だから、「さっきから一緒になりますね。」って話しかけて。
神戸から来てた方で、車の中でもお話しして、一緒にパークに帰って来ました。









部屋に戻り、次の日の計画を練りつつ、
机の中に入ってた直島の本たちを見て（3冊も入ってた！）、
部屋にはテレビは無いんだけど、そんなの無くても平気！
テレビ見てる時間なんてない！
…………普段はテレビを見てない時間の方が少ないくせに。（笑）





ここまでも十分直島楽しんでるっぽいでしょ？？


まだまだーーーー！
まだまだですよーーーー！
ここからさらになんです！


こうやって、この旅の実質上の1日目は更けて行ったのでした。

2日目のお話に続きまーす♪