オレンジジュース

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一期一会とは

2013-11-25 00:46:49 | 日記
フェリーで犬島へ。
犬島で2時間半くらいしか時間が無くて、
でも、見たいもの、全部見たくて、何一つ諦めない!って決めて、急ぎ足。


まずは犬島精錬所美術館へ。
来たかったのー!
観たかったのー!
大きな煙突ーー!


かっこいいーーーー!!
でも、中に入ったら、ちょっと…………うん………
あれ…………少し…………怖い。(笑)
暗いし怖い……。
作りも特殊で、不安にさせると言いますか……。


でも、外は本当にかっこよくて、来れたことが本当に嬉しかった♪

私、ここの建物をかっこいいと思わないような男は嫌いだ!(笑)
ダサイ!と言ってやろう。


あの煙突を観た時の高揚感。
あ~、私がずっと憧れてたやつだぁ~!って。

写真撮りまくった。(笑)




そして、家プロジェクトへ。
犬島の家プロジェクトもね、私、観たかったやつがいっぱいあるの!
例えば、

かっこよくなぁ~い?


かわいくなぁ~い?

これ、円形になってる内側で、このイスに座れるようになってて、
もちろん、誰もいない時に座ってきましたよ!




でさ、すれ違う島民の方々もいい人たちが多くて、
みんな「こんにちわ~」とか挨拶し合ってさ。

急ぎ足でグル~っと回って海岸の方に出たら、
おじいちゃん2人が井戸端会議中。
1人はさっきすれ違って「こんにちわ~」したおじいちゃんだった。
そのおじいちゃんたちに「おねぇさん!犬観て来たかい?」って声かけられて、
このおじいちゃんたちが言う犬って言うのは、
本物の犬じゃないのよ?
でっかい犬の作品があるの。
で、私はそれがどの辺にあるのかがイマイチわからなかったから行ってなかったの。

だから、「どの辺にあるかわかんなくて、行ってない。」って言ったら、
「犬島の犬だよ!観に行かな!そこ登って行って、右に行って……。」と説明してくれるおじいちゃんたち。

「遠い?」と聞くと、「いや、10分くらいじゃ。」。
「わかった!行ってくる!」「おぅおぅ!そこまっすぐで右!」って私の背中に向かっても説明してくれる2人。(笑)



よくよく見たら、ちゃんと表示書いてあって、
その通りに行ったら、なんと


本当にでっかい犬が!!!!
このお家、普通に人間が住むような一軒家だからね!


あ~おじいちゃんたちに教えてもらって良かったぁ~!と思いつつ、
よっしゃ!まだ海岸にいるならお礼言って行こう!って思って、
来た道を戻って行くと、前からさっきのおじいちゃんが!
さっきのって言うのは「こんにちは~」した方のおじいちゃん!
つまり、3度目!
凄くない?
3回も会ったの!


「犬、観て来たよーー!おっきかったーーー!!」って手を振りながら言うと、
「そうじだろ~?大きかったろ~?」とニコニコのおじいちゃん。

ってか、おじいちゃん、何で工事現場の人が押してるような一輪の荷台押してるの?(笑)


そしたら、おじいちゃんが「こいみていくか~?」。


ん~?

今、何って言った~???

「何ぃ~?」わからずに聞き返す私。


「鯉、観て行くか~?」



え???

鯉??
今、鯉を観て行くかと私に聞いたの~??(笑)


そして、「ここだから~。」って目の前の物置みたいな所に入って行くおじいちゃん。
訳もわからずついて行っちゃう私。(笑←札幌なら絶対ついて行かないよ?)
「趣味で飼ってるんだ~。」




ビックリ!
掘建て小屋みたいな所に、めっちゃ大きくて立派な鯉が8匹程いるではありませんか!

「凄い!立派だねぇ~!」
「おう!昔ここ、銭湯だったんだ。」

さらにこう聞いてくるおじいちゃん。


「西部警察知っとるか~?」

「知ってるよ~。」

「これ~。」とアルバムを差し出すおじいちゃん。

見たら、若かりし日の渡哲也や舘ひろし!
どうやら、昔、犬島精錬所で撮影をしたことがあったらしく、
その時におじいちゃんは毎日通って写真撮ってたんだって!
本当にすっごいアップでよく撮れてるの。

爆破シーンまで。

「え~!凄いねぇ~!」
「おう。」

ニコニコのおじいちゃん。
かわいい♪
「私、札幌から来たんだよ~。みんなが見れないもの見せてもらったわぁ~。ありがとう!」って。


帰りには「私、また絶対来るから、絶対会おうね!」って約束してお別れしてきました。


あ~、おじいちゃんの写真撮ってくれば良かったー!
でも、おじいちゃんの鯉の掘建て小屋の場所は覚えてる!
また行けたら、絶対訪ねてみよう。



おじいちゃんのおかげで、みんなよりもちょっとだけ多く、
素敵な思い出ができたよ。






港に行って、お土産買って、時間あったから食べた犬島ぜんざい。

カボチャとそうめん入ってるんだよ。
なんか不思議~。
カボチャは普通だけど、そうめん……。
斬新!




そして、いざっ、直島へ♪

豊島美術館は是非!

2013-11-25 00:03:48 | 日記
11月20日水曜日。
出勤して、3時半に上がらせてもらって、いざ新千歳空港へ。
もう、ドキドキワクワク。

18時の便。
札幌からはその1便しか出てないのです。
経路としては、香川経由もあるけど、
そうすると、ちょっと直島まで時間がかかってしまうのです。
なら俄然岡山利用。


飛行機には年一ペースで乗ってるものの、
気付けば、いつも昼間に乗ってるから、
夜のフライトは本当に久々!


滑走路の緑や青のランプがキレイで、
それだけでも上がる!



初めての岡山空港。
岡山には前に一度だけ行ったことがあるけど、
空港を利用するのは初めて。


到着したら、真っ暗!
季節的にもそうだけど、
それだけじゃ無さそう………。
空港周りが、すこぶる………暗い。(笑)


まぁね空港という性質上、街中にはなかなか作れないからね。



そこから岡山空港行きのシャトルバスに。
30分程で駅に到着するってことは、結構快適な立地条件なのでは?
駅はとっても綺麗なんだけど、
ナオさん、もうどこに着いたかわかんない。(笑)
ちょっと一回パニック。(笑)
「あれ?西口に着いてるはずだけど……どっちに行けばどっち?」

でもね、私ね、なんて言うのかなぁ~?
変に自分の方向感覚に自信あるタイプなんです。
一回行けば大体覚えられると思うし。
とりあえず、歩き出してみましょう!ってことで、
スマホ片手に歩き出してみたものの、
あれ~?説明通りに行けば、
ここ通れるはずなのに~???ってとこに、
でっかい歩道橋が!

え??
この大きな荷物を抱えてこの階段登れと??

………仕方ないか………出てしまった場所が悪かったか……と、
諦め階段を上る私。
っつうか、誰もいないー!
だから聞くに聞けないー!
そりゃそうだ!
こんな面倒な道、誰も通らないよ!

あ~もう!!!
って思いながら歩いてたら、
なんてことはない、やっぱり歩き出した方向が悪かっただけで、
反対側から出れば、めっちゃすんなり来れたじゃんか!と気付く……。(笑)


ケッ。
変に自分に自信持つもんじゃないぜ。


ホテルに到着したら、すでに疲れてるという…。(笑)


明日の朝はそんな失敗はできないぞ!と気合いを入れ直し、確認。
さらに乗り継ぎ等も確認。
確認に次ぐ確認。


よしよし!
もう大丈夫!
寝ましょう、寝ましょう。














……………えぇえぇ、そうそう!
私ってば場所が変わると眠れないタイプでした。
アハーッ。
全然眠れないーーーー!









あっという間に朝。
その日も6時半とかにはホテルを出なきゃいけなかったので、
本当にあっという間。


岡山駅に向かうと、本当に昨夜の彷徨いがウソかの様にすんなり着いて、
やっぱ私ってばできる子なのよ、基本的に!と再び自信を取り戻し、
いざっ、出陣!

初めて乗る岡山のJRにちょっと緊張しつつ、
乗り換えて、宇野港へ。

宇野までの町並みは北海道もビックリの田舎!

ってか、高校生と思われる子たちの通学時間とかぶったんだけど、
みんなめっちゃ素朴そう!
札幌の子は「本当に高校生?」って子もいるけど、
んまぁ~みんな素朴そう!
うんうん!
おばちゃん、そういうの嫌いじゃないよ!とまぎれながら思いつつ。



そして、どうでもいいけど、自転車の形の流行もちょっと違うね?
札幌の子の自転車って、ハンドルがストレートなものが多い気がするんだけど、
あっちの子たちが乗ってるのは、軽いU字型なのが多いの。




宇野港について、フェリー乗り場に。

向こうにいた間ずっとだったんだけど、
お天気に恵まれて、すっごく気持ちがよかったの!



あ~、いよいよ行くんだなぁ~って気持ちも盛り上がります。
私、本当は、両手上げてでっかい声で「いえぇ~~~い!!」って言いたかったくらいだもん。(笑)
他にも人いたから言えなかったけど。
まずは豊島唐櫃港へ!


豊島美術館に行きたくて、港にいたおじさんに
「美術館どっちですか?」って聞いて、説明してもらって、
行こうとしたら、「開くまで後一時間くらいあるけど、がんばりや~。」って。
あのね、向こうの人たち、みんな優しいの!
そういう温かいちょっとした一言とかがさ、嬉しいよね~。




美術館に向かって歩いて行って、振り返ったら、海が凄く綺麗で、
坂道を上って行くんだけど、上りながら何度も何度も立ち止まって、写真撮ったりしましたよ。

ってか、本当に結構な坂道!

着くまでに疲れちゃったよ……。(笑)

美術館の前に着いて、美術館の建物を見て、「遂に来ちゃった!」と興奮。
だって、すっごいかっこいい建物なんだもん!

秘密結社感と言いますか、本当にかっこいいの!
周りの写真撮ったりして、よしよしオープンまでこのベンチに座って待ってましょうかね~って
座って、フっと気付く………。



「あれ~?さっきのおじさん、後一時間って言ってたけど、私、あと30分くらいだと思ってたなぁ……。」





……………私ったら、ここでもうっかり!
冬時間になってて、閉館時間が早まったことばかりに気を取られてたけど、
開館時間も遅くなってたーーーーー!!(笑)


でも、荷物も荷物なので、これ以上どっかに動くことは考えられないし………。
仕方ないただただ待ってみましょ。



………サムッッ。

岡山や香川の天気予報はマメにチェックしてたけど、
そう、ここは…………





海に囲まれた島やんかーーー!


そんなん風が寒いにきまってるやないかーい!(笑)
私、札幌は寒いから冬コート着て出てきて、
あっちは暖かいだろうからと思って、薄手のコートを持って来てて、それを着てたのね。
んで、坂道歩いてる時は暑いからそれでよかったのよ。
でも、座ったら寒かったー。





待ってるうちに他の人たちも続々やって来て、
オープン時間になり、入って行くと、中も超ステキ!

建物内は取れないけど、建物までの経路が本当に素敵なの!
木や草が沢山生えてる所を歩いて行くんだけど、
歩いてるうちにこの先にあるであろうものへの期待感が高まると言いますか。


んでね、んでね!
もうね、中も超超素敵なのーーー!
みなさんが思う美術館とはひと味もふた味も違うよ!
作品が沢山展示されてるとか、そういうやつじゃないんだから!


その建物自体が一つの大きな作品なの!
しかも、それは外で鳴いてる鳥の声、流れてくる風、
その風で揺れる葉の音、差し込む太陽の光………
そういう豊島の元々の豊かな自然と一緒になって初めて完成されてるの!

もう、目から鱗とはまさにこのこと!

こんな美術館が日本にあったなんて!って。
超絶ステキ!
大好き!
何時間でもその空間にいられると思う。
自然と一体化してるとはそういうことでしょ?
どんどん日が陰って行くのも、天気が少しずつ変わって行くのも、
全て作品の要素なんだもの。



あれはね、本当に目にして、感じた人にしかわからない世界だわ。
本当に行って良かった。


館内は写真撮れないけど、カフェ&ショップの写真を。
コレだけでもステキでしょ?




旅の始めにこんなステキな所に出会えた!って思ったら、
「あ~、絶対いい旅になるなぁ~。」って思ったよ。





美術館を出て、豊島家浦港へ向かうためバス停へ。
そしたら、無人販売のみかんが!
………買いたい!
食べたい!
せっかく瀬戸内海にきてるんだもの……。
でも、今買ったらどうやって持って帰る??
………無理だ諦めよう……。


っていう一人会議を開催。
泣く泣く諦め、バスを待っていたら、美術館に来てたお母さんと娘さんに出会いました。
神奈川から来ていると言ってたお母さんは、気さくに話しかけてくれて、
これから犬島へ行くって私と一緒!
「あ~、一緒ですね!!」って。
お二人はみかんも買ってて、
「いいですよねぇ~。私は諦めたんです。」って話したら、
一個くれたんです!
嬉しかったぁ~!


お二人とは犬島から直島へ渡る時まで一緒になって、
最後には「素敵な旅を~!」って言ってくれてお別れしました。






さて、次回はとても素敵な出会いが待っていた犬島編へ!