先々週の日曜日、犬友達のクニコさんから「ハニーの様子がおかしいの。時間があったら会いに来て」という連絡があったので、次の日、会いに行きました。
もうひとりでは起き上がれない状態で、ご飯も3日前から食べてないとの事。
それでも、目はしっかりしていました。(左はララ)
先生からも、もう内臓の機能も終わりつつあるから、本人が食べたがらないのなら、与えないようにと言われたそうです。
身を軽くして天に昇る準備。
人間の場合は、この期に及んでも、やれ点滴だ、酸素だと、要らぬ(と私は思っている)処置をされたりするけど、老衰なら食べず飲まず枯れていく…これが自然な逝き方だと思うのです。
なので、「頑張って」っていう言葉かけでは無く、いつも通りただ「ハニー、いい子ね」って名前を呼びながら撫でてあげました。
それからちょうど1週間。(その後クニコさんからは連絡なし。)
今週の月曜日。
いつもは暖かくなる10時頃家の近くを散歩をしているのだけど、この日は私の健康診断の予定があって、夫を送って行った後、7時半頃公園に行ったので、帰りにちょっとハニーの様子を見に、寄ってみました。
ご主人が玄関に出て来てくれて、「昨日の4時半に逝ったよ」って。
大きな息をしたので「あら?」って思ったけど、その後暫くして事切れた瞬間は気が付かなかったそう。
それだけ自然に苦しまずに逝けて、よかったねハニー。
15歳の綺麗な死に顔でした。
クニコさん曰く、家族以外には誰にも連絡してないのよ。あなたやミカちゃん(私より古い犬友達)も仕事忙しいだろうと思って。と。
そして、10時に火葬場の予約をしているという、それまでのほんの2時間足らずの間に最後のハニーに会えたのでした。
クニコさんが「こんな偶然ってあるのよねぇ。きっとハニーが呼んだのよ」って。
呼ばれた私は、そんな事を言われて涙が止まらないわ。
想い出す…。
セカンドハウスを買った翌年、クニコさんとハニーが泊りに来てくれました。
(途中、市原のドッグランで)
ハニーにとっては、最初で最後のお泊り。
やる事がほたるに似ていて、姉妹みたいでした。
ノエルとほたるを感じられる最後の犬だったハニー。
握っていた風船の糸が手から離れて、すっと空に昇って行く。
もうどんなことをしても、あの風船を触る事が出来ないのだ。
そんな気持ちです。
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