小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

猪・キジ・烏

2013-11-29 23:52:46 | 島の生活
 害獣が山から下り始めた
           写真はWebから借用した

 島の峠を越えたところで親子2頭。
当たるつもりだったが,かわされた。
暫くこの峠道では遭遇しなかったが,
猟期に入ってワナがはずされ,
鳥打ちの住が入ったので出たらしい。

キジ
 昨日は寒かった。
菜園に下りかかると,大きな羽音。
“キジだな”()姿は見なかった。
「アレは雄じゃろうか?。穢かったから」
通りかかった近所のさん。
「雄は尾羽が長くてきれいなよ」

猟期に入ったから,山から下りてきたらしい。


 店を壊して,残飯類は島に持ち帰る。
猫が来るので,ポリバケツに入れている。
虫除けに,蓋との間にポリ袋をかぶせる。
過日,蓋が開いて破れたポリ袋が傍らに。
蓋が簡単に落ちないように,と石を置いた。
バケツの周囲のポリ袋はきれいに破られていた。
だが,重しのお陰で蓋は無事であった。

烏・知恵は働くが,力はないらしい。

よだか・・余禄
 あわよくば,と楽しみにしていたのだが,
“アイソン彗星”は太陽近くで消滅したらしい。
ニューを聴きながら思い繋がったが宮沢賢治。

“よだかの星”の最後の部分
・・・・・・
 夜だかは,どこまでも,どこまでも,
まっすぐに空へのぼって行きました。
もう山焼けの火はたばこの吸殻の火くらいにしか見えません。
よだかはのぼって行きました。
寒さにいきはむねに白く凍りました。
空気がうすくなった為に,はねをそれはそれは,
せわしくうごかさなければなりませんでした。
それだのに,ほしの大きさは,さっきと少しも変りません。
つくいきはふいごのようです。
寒さや霜が,まるで剣のようによだかを刺しました。
よだかは,はねがすっかりしびれてしまいました。
そしてなみだぐんだ目をあげてもう一ぺんそらを見ました。
そうです,これがよだかの最后(さいご゛)でした。
もうよだかは落ちているのか,のぼっているのか,
さかさになっているのか,上を向いているのかも,わかりませんでした。
ただこゝろもちはやすらかに,その血のついた大きなくちばしは,
横にまがっては居ましたが,たしかに少しわらって居りました。
それからしばらくたって,よだかははっきり,まなこをひらきました。
そして自分のからだがいま,燐(りん)の火のような青い美しい光になって,
しずかに燃えているのを見ました。
すぐとなりは,カシオピア座でした。
天の川の青じろい光が,すぐうしろになっていました。
そしてよだかの星は燃えつゞけました。
いつまでもいつまでも燃えつゞけました。
 今でもまだ燃えています。

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2 コメント

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イノシシ (hibochan)
2013-11-30 07:34:43
筑波山麓セシウムやハンターの高齢化で異常に増えつつあります。
雉も我が畑で良く見られます 草取りして巣を発見しますが卵を守る親鳥に頭が下がります。
彗星残念でしたが星を見るのが好きです。
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キジ (島爺)
2013-11-30 16:06:19
hibochan さん
 猪の胃からキジの羽が出てくると聞きます。
キジは走って逃げる,或いは抱卵時に襲われるのでしょう。
島ではキジが少なくなったように感じます。
原発は生態系にも大きく影響するのですね。
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