小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

『出羽守』とは?

2008-07-04 20:06:47 | 私見
       「出羽=では」でした

 “産経抄”で表現されていた「出羽守」の意味がわからず,ナタを振り上げたら,優しく次のコメントをいただきました。

「・・・ではと話を繋ぐ人を「出羽守」と云うのでは。欧米では・・・しています。自己の意見のない人」(Unknown (T/H)さん)

 他の部分に目がいって,「○○では」「△△では」の では出羽であることがわかりませんでした。振り上げてナタは下ろしようがありませんから,私の頭に拳で下ろすしかありません。

お詫びになるかどうか,6月30日の“産経抄”の全文を次に掲載します。
産経抄
 10日ほど前の小欄で,「出羽守」という言葉を使ったところ,どういう意味かと,読者の皆さんから問い合わせがあった。アメリカでは,などと主に欧米諸国を引き合いに出して,日本批判を展開する人のことをいう ▼エスカレーターを利用するとき,右側に立ち,左側を開けるという大阪の習慣は,昭和45(1970)年の大阪万博で始まったという説がある。欧米からの来訪者のために,ロンドンやニューヨークで見られる光景に倣おう。そんな「出羽守」的発想だったらしい ▼その後東京にも伝わったが,なぜか左側に立ち,右側を開ける逆の乗り方になった。ともかく,先を急ぐ人のために,片方のステップを開ける習慣は,マナーとして定着していった。それを守らない人をとがめる意見を,小紙でも見かけたことがある ▼25日付談話室に載った体験談で,徳永清さん(74)を怒鳴った若い男もそう信じていたに違いない。品川区に住む徳永さんは,左半身不全まひの障害のため,“東京ルール”に従うことができず,右手でベルトをつかんでいた。そのことを説明して,「急ぐなら階段を」と話すと,男は逃げるように去ったという ▼実はエスカレーターのメーカーも,「歩行は危険」の立場だ。作家の山口瞳が,かけこみ乗車についてこんな言葉を残している。「人生というものは短いものだ。あっという間に年月が過ぎ去ってしまう。しかし,同時に,どうしてもあの電車に乗らなければならないほどに短くはないよ。・・・それに第一,みっともないじゃないか」 ▼エスカレーターを駆け上がるのは,合理的習慣なのか,それともみっともないのか。出羽守に頼らず,日本独自のマナーづくりを考えるときではないか。

誤字・脱字はお許しあれ。
  


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