P.S.出雲から 八雲立つ空へ-SP(Special Performance)

「八雲立つ空へ ~出雲空港写真ギャラリー~」を陰日向に支える、いわば増加燃料タンクのような存在です?

嗜好は変わるもので

2016-03-17 23:06:52 | 猛禽の宴復活版
歳とともに変化するのが当たり前かもね。


突然気になりだしたのがコイツ。
え、わかんないですか。

コイツです。
ロシアで見た時はあまり気にしていなかったのか、撮影が物凄く淡白でして、あんまりいい写真がない。
もっとも、飛んでいる機体はこの時だけしか拝めなかったうえ、お昼過ぎのド逆光だったので、これ以上上手く撮るのは難しかったのですがね。とにかくロシアかカザフスタンに行かないと見られない機体なので、十分ありがたい写真なのです。

MiG-31
長大なロシア国土を防衛するための、まさに要とも言える戦闘機である。猫も杓子も効率重視でマルチロール機化している現代にあって、最後に残った生粋のインターセプターである。マッハ2を超える速度で進出し、ザスロン・フェーズドアレイレーダーで敵機を補足、射程300kmを超えると言われるR-33/37ミサイルを叩きこむ。


飛んじゃうとよく分からないのだが、この機体、物凄く大きいのがお分かりいただけるだろうか。最大離陸重量46t、燃料スッカラカンでも22tもあるのだ。単純計算でF-15の五割増しですからね、ずば抜けてデカイ戦闘機。


博物館の飛べない戦闘機で申し訳ないが、ソロビヨフD-30Fエンジン。こちらもF-15などでお馴染みのF100エンジンに比べ、約五割増しの破壊的パワーをひねり出す。高出力すぎて(燃費も悪いしね)量産機ではMiG-31にしか使い所がなかったという…。エンジンノズルのデカイこと。


こちらは博物館収蔵機で、空中給油装置を持たないので、量産初期型と思われる。
カッ飛び番長の代名詞だったMiG-25の拡大発展版なので、1950から60年代の空力的に洗練されているとは言いがたい箱型胴体がそのまま残っている。昨今の何とも表現しがたい複雑な曲線とは無縁の潔さ。


R-33S(左)とR-37(右)
これがまた有り得ん大きさですねん。
そりゃあ、ミサイルキャリアがデカくなるわな。
F-14とフェニックスがリタイアした今、こんなジャベリンを振りかざすことに意味を見出しているのは、ロシアと中国くらいでしょう。AWACSキラーとしては使えると思うけれど…マッハ2クラスのインターセプターを運用する必要性は薄いですね。実際、R-37はSu-35等の次世代型フランカーでも運用できるらしいので、MiG-31があとどの程度第一線で運用されるのか、不透明ではあります。

とか何とか言いながら、無性に惚れてしまったのでありまして…
買ってしまったよ…
素晴らしい精密なモデルですが、当然ながら馬鹿でかいです。
組んでも置くところがないなあ。

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