P.S.出雲から 八雲立つ空へ-SP(Special Performance)

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観艦式参加レポート(2)出港篇

2015-10-18 16:05:48 | 観艦式2015

さて、前日夜はかなり西風が吹いており心配はしたものの…
今更しかたがないのだ!!
今回、4202くろべ(艦名だけですとどうして読みにくいので、勝手ながら今回のレポートは番号艦名の順で表記しています)の予定は以下のとおり。
横浜新港 受付時間 06:40~07:55
     最終乗艦時刻:08:10
     入港予定時刻:17:05
できれば6時15分位には現着しておきたいところ。桜木町より馬車道のほうが近そうなので、みなとみらい線に乗り換えて馬車道へ向かう。改札前に既に案内の方が配置されています。こういうのは抜かりがないのが自衛隊。ひたすら港へ向かって一直線に歩きます。

乗船券が何枚配られたのか分かりませんが、まあこんなもんでしょうかね。集まり具合を気にしてか、10分前から受付を始めるとアナウンス。手荷物チェックが入りますが、基本的には前日の公開と同じ内容。各艦の前で、乗船券を切り取ってパスを作成する最終的な受付があります。4202くろべはメザシの外側なので、403ちはやの後方に設置されたラッタルから上がります。403ちはやのヘリ甲板の下、細い通路を通って乗艦側へ。各所にも係員が配置されており、「おはようございます」としっかりした挨拶。やっぱり自衛隊だ。こちらも挨拶しながら通り抜けます。

さあ、4202くろべの後甲板に出ました。格納庫には毛布が積んであったりしますが、とりあえず昨日のアドバイスに従って左舷側から前へ。艦橋後のラッタルを登って露天艦橋(分かりませんが、もうこの名称でいきます)へ出ます。おお、なんと右舷側の先端が空いています。無事?角地にたどり着きました。ここだと前方も右舷も見えて完璧です。前面側はお船フリークらしいお姉さま、右舷側は当方より少し年配のご夫婦です。これから10時間もご一緒するのですから、多少ともフレンドリーな関係になっておきたいですよね。チョット艦内を歩くのにも、荷物を頼んだりできますし、お互い助かります。毛布を借りに行ったり、ちょっとした売店で買い物をしたり、出港までの時間はまったり過ごします。

7時20分、ふと気が付くと大桟橋の影から183いずもが顔を出しています。受閲部隊はちょっと早めに出港していくのですね。ベイブリッジを抜けて港外へ向かいます。ちょっとガスっているのが、撮影には心配です。

8時、ラッパの合図とともに出港準備が始まります。
各所に張られたもやいが、次々に外されていきます。

カッコイイんですけどねえ、ちょっと笑っちゃうことも。
これ、画面の右側で指示を出しているのですが、持っているのが黄色いプラスチックメガホンなんですよ。(整列写真の向かって左側の方ですね)なんか部活のコーチみたいで…失礼。

狙っていたわけではないのですが、この位置ですと艦橋右舷側の張り出し(ウィング?)のすぐ上なんですね。緊迫感のある出港風景が目の前で見られます。

出港の指揮は艦長が執ります。前後甲鈑の作業を見ながら、次々に指示が飛びます。
「舵中央」
「後進微速」
「スラスター左20」
お~、そうだった。この艦にはスラスターが付いているので、自力で離岸できるのですよ。

艦長の指示は復唱されて艦橋に伝わっていく。こんなボードが大活躍。アナログだけれど、確実なんだろうね。

403ちはやから離れていく。しかしこの混雑ぶりは凄い。こちらの後甲鈑は結構空いているんですけれど。定員の問題?
当方の左隣には、測距儀を持った乗組員がやってきた。65式 66cm測距儀きた~~~(失礼)手摺の穴に差し込んで距離を測り始める。
「距離120」
「距離130」
「距離140」
僚艦との距離を測っているのだろうか。岸壁との距離かもしれないが、艦はするすると後退していく。

タグボートはどうやらお目付け役のようだ。周囲に陣取って睨みを利かす。やがて「両舷半速」の声がかかり、いよいよ湾外へ向けて出発です。