さあ、勇躍相模湾へ向かいます。
前方には瑞穂埠頭から出発した補給艦425ましゅうがその巨大な姿を見せています。気がつくと正面からは、木更津を出たらしいイージス艦の艦影も見えます。173こんごうと176ちょうかいの二隻でしょうかね。東京湾全体がガスっていて、撮影は厳しい感じです。
さて、横浜港を抜けた乗艦は、多くの船が行き来する東京湾を一路南下します。ここでどうしても抑えておきたかったのがこのカット。
ジャパン・マリン・ユナイテッドでこの夏進水したばかりの184かが。どうしても遠くなってしまいますが、一応確認できました。周囲は誰も気にしていないようでしたが…。
艤装を終えてオンステージになるのは2年後でしょうか。次回の観艦式の主役はこちらかもしれませんね。
八景島を過ぎると、いよいよ西側が開けてきます。
横須賀港を出た各艦も次々に合流してきます。
背負い式の単装砲は144くらまですね。気がつけばこの砲塔配置の艦も1隻になってしまいました。遠目にも艦橋上の赤い幕が目立ちます。やはり観閲艦はこの艦のようです。後方に続くのは練習艦としてがんばっている3517しらゆきのようです。さらに左には174きりしまも続いていますが、画角に入りません。何かすごいことになってきました。
前方には先行する各艦が見えてきました。さらに右からは姉妹艦4203てんりゅうが合流してきます。乗艦も速度を微妙に調整しながら、長大な単縦陣を組んで進みます。
ちょっと後甲板へ出かけて見ます。
後続するのは木更津からやってきた173こんごうです。あらためて見ると、艦橋が非常に大きいですね。こうして直前を走らないと見られない構図かなと思います。当方もすでにハイテンションで撮りまくります。
もっとも、予定ではずっと乗艦の後をついて廻る予定なので、今後もいい構図を得られる機会は多いでしょう。
後方には警戒に当たる海保の巡視船を挟んで、144くらま以下各艦が続いています。浦賀水道は狭いのでどうしてもこういう縦長の隊形になってしまうようです。しかし前も後も海自の艦艇ばかりですが、これでも参加艦艇の約半分ですからね。どれだけ規模が大きいのかと思います。
ふと気がつくと西に進路をとった144くらまが猛然と迫ってきます。どうやら浦賀水道を抜け、隊形を整えるようです。観閲部隊と付属部隊、各々の所属艦が間隔をあけながら隊形を組み直します。乗艦の右には4203てんりゅう、やや前方に463うらが、その前には101むらさめがいます。標識を見ると各艦とも半速といったところ。波がそこそこあるので、左右に揺られつつ後続の艦を待っているようです。
4203てんりゅうの横をすり抜けた144くらまは、そのまま西へ。どうやらお客さんをお迎えする予行もあるようです。MCH-101が着艦体制に入ります。
しかしこんな状況でも、小型船はガンガン間に入り込んできます。大きい船は小回りが利きませんから、緊張が絶えないだろうなと思います。
我が観閲付属部隊も徐々に隊列を整えます。いつの間にか先行していた2隻が目の前に。229あぶくまと234とねですね。先頭に来るはずの試験艦6102あすかがおらんがな…。
きた~~!!
鋭い特徴的な艦首がラブリーですな。信号探照灯をバシバシ光らせながら追い抜いていきます。
こちらもすかさず信号を返します。
何をやり取りしていたのか、ど忘れしました。他愛のない挨拶だったような気がしますが。
振り向けば174きりしまが部隊最後方に追いついてきています。やっぱりこの艦、存在感あるわ。煙突で見えませんが、これで2隻のイージス艦が背後に着いたはず。付属部隊の隊列が整いました。
観閲部隊最後方にも176ちょうかいが追いつきました。殿にイージス艦が3隻ですか。なんとなくバブリーですね。全6隻からなる海自のイージス艦、今回は実に4隻が参加しています。
さあ、両部隊の準備完了。
「赤20」
の声がかかって、乗艦も増速をはじめます。
前方には陽炎の向こうに(そう、天気がよかったので、結構陽炎がすごかったのです。フォトショップで結構ごまかしてますが…)受閲部隊の隊列が見えてきています。