イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

海へ

2008年01月04日 19時56分55秒 | Weblog

地球温暖化で、海面の水位が年々上昇しているらしい、とテレビでやっていた。ある意味もう人類はとりかえしのつかないことをしでかしてしまったような気もするのだが、事態をこのまま放置しておくことはできない。翻訳者としての自分にできることってなんだろうか? この現実を前に、一人の人間として行動すべきこととは何だろうか?

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ところで、海に関連する語といえば英語にはいろいろありますが、coast, beach, shore, seasideの違いってわかりますか? というのも、今日、とある人から同じ質問をされたのです(わたしははっきりと答えられませんでした)。
G4からの引用です。

coastは、地図、気候、防御の面から見た海岸。
beachはshoreの一部で、海水浴、保養のための海岸。大きな湖の浜にも用いる。
shoreは海岸について通常用いられる語で、川・湖などの岸にも用いる。
seasideは観光地としての海岸。

海岸にもいろいろあるのです。
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中学校のとき、学校の図書館から盗んできた(というか、借りたまま拝借してしまった。ごめんなさい)中上健次の短編集『十八歳、海へ』。折に触れ何度も読んできた、とても好きな本なのだけど、なぜか今日、おもむろに手にとって、しばし読みふけってしまった。中上が18歳から23歳までの間に書き溜めた作品群だと知って、その才能にあらためて驚いた。

そういえば、海にはしばらくいっていない。波の音もひさしく聞いていない。遠くに見える海を眺めることはあるけど、ちゃんと浜辺があって、波の音が聞こえる海を目の前でみることをしていない。衝動的に電車に飛び乗って、海にいく。かつてはそんなことも何度かやったことがあるけど、最近はそういうロマンチックな冒険とは、とんとご無沙汰している(武蔵境から、海のあるところにいくのは、ちょっとつらいっす)。今の僕にとって、海は遠い。海に限らず、いろんなものが遠いのだけれども。海辺育ちのせいか、海のことを思うと、今の生活からは忘れ去ってしまったいろんなことがいっきに蘇ってくるのだった。

そんなわけで、なぜか海のことをとりとめもなく想った一日だったのでした。とりとめのないことを書いてごめんなさい。ザボン。