岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

池井戸潤氏の「陸王」

2016-08-15 16:28:04 | 感動した書籍
私が小説を読む作家は限定されていて、お気に入りの作家だけです。その中の一人池井戸潤氏の新刊本が「陸王」です。

埼玉県の足袋、地下足袋を製造している企業「こはぜ屋」は右肩下がりの業績です。現状の打開、起死回生のための作戦がランニングシューズ市場への新規参入です。

隣接する市場ですが、既に市場を席巻している大企業がいる中で売れる新企画の製品を開発するのは、至難の業です。プロのマラソンランナーも選んでくれる高品質を持つ特性がなければ、プロの真似をして購入する消費者も見向きをしてくれません。

中小企業「こはぜ屋」は資金も人材もないのですが、情熱だけで悪前苦戦するわけです。「カネがなければ工夫で勝て」と理解者から発破を掛けられて、「こはぜ屋」宮沢社長は周りの良き人からの助言に素直に従い、一歩一歩難題を解決するサクセストーリーです。銀行との交渉内容の著述は、さすが元銀行員の池井戸潤氏です。迫力があります。

いつもの推理小説的な手法は用いていません。どこかで不思議な仕掛けや、急転して黒幕は現れたりしてことの真相が判明するという逆転劇もありません。その点に、私は少し不満が残ります。

小説の結末に物足りなさを感じますが、次回以降に新展開があり得る期待感もあります。近日中に、「陸王part2」が発刊される予感もあります。

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