岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

上司と部下の間の多様なコミュニケーション手段

2019-06-09 14:56:05 | 感動した書籍
2019年6月10日号の日経ビジネス誌に掲載されていた「上司と部下の間の多様なコミュニケーション手段」の分類で、上司の会話の内容を指示的(他律的)から非指示的(自立)に分類しています。

最大級の指示的な内容である「罰する」、「強制する」などを特定の方に連続して話すと、「パワハラ上司」と思われることになります。一番ソフトな会話は「受容する」で、次は「褒める」だと、「優しい上司」となるのでしょう。

非指示的な内容から指示的な内容へ順番に並べると。次のようになります。

受容する > 褒める > 支持する > 質問する > 議論する > 説明する > 提案する > 助言する > 指導する > 説得する > 指示する > 叱る > 否定する > 命令する > 強制する > 罰する

私には、非常に面白い分類です。

現在、「通常の指導」さえ、パワハラ行為となりかねないこともあります。相手の受け方次第ですので、困ったものです。

組織を秩序だったものにするには、指導は不可欠と思います。情熱をもって、教えるという気持ちで接することも必要ですし、部下へ質問していくなど、柔軟な対応をしていくことも不可欠です。

叱る、否定する、命令する、強制する、罰するなどは、控えないといけません。そのためには根気良く説明し、上司の考えと部下の考えが一致する必要があります。

一方で、短期間に部下が上司の考えを理解し、自律的に動くことは稀でしょう。

上司と部下の関係以外にも、指導者と学生、政治家と国民、親と子、医師と患者などの関係にも多様なコミュニケーション手段がありそうです。どのタイミングで、どのような対応をするか、思慮分別が問われます。

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