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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

「英単語から学ぶアドラー心理学のキーワード」の8回目。
今回は、貢献(contribution)についてです。

貢献の“contribution”は、共に(con)与える(tribute)こと(tion)を意味します。

「共に与える」ことにご注目いただきたいと思います。
貢献することは、相手に与えることだけでなく、与える側も何かを与えられるのです。

アドラーが「マイ・サン」と呼んだW.B.ウルフ(『どうすれば幸福になれるか』(岩井俊憲監訳、一光社)によれば、幸福には3つのパターンがある、と言っています。

1.Havingの幸福

2.Beingの幸福

3.Doingの幸福

貢献することは、Doingの幸福に属し、HavingやBeingとは違って失うことがないものです。

アドラーは、『人間知の心理学』(高尾利和訳、春秋社)で貢献することに関してこんなことを書いています。

「ある人がどれほど喜んで他者を助けたり、促進させたり、喜ばせたりするかを調べてみれば、その人の共同体感覚を測定することに容易に成功する」

貢献は、幸福をもたらすものであり、共同体感覚を測定する重要な指標にもなります。

 <お目休めコーナー> 2月の花(6)

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