おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
あなたは、少年サッカーに「グリーン・カード」というのがあるのをご存知ですか?
「イエロー・カード、レッド・カードは知っているけど、グリーン・カードなんてあるの?」とおっしゃる方が大部分でしょう。
私も知りませんでした。大塚ベバレジのお客様相談室長の灘田利明さん(ヒューマン・ギルド会員)から教わって、初めて知りました。
上のカードと今からお伝えする情報は、灘田さんからご提供いただいたものです。
JFAでは、U-12年代の試合において、グリーン・カードの積極的活用を推奨しています。
JFAの「グリーン・カード制度の積極的導入に関して」というプリントには、概要次のようなことが書いてあります。
■はじめに
サッカーは教師です。サッカーは、少年少女に人生の徳と価値を学ぶ機会を与えます。
☆チームとして努力すること
☆フィールドで互いに助け合うこと
☆常にフェアプレーを示すこと
☆良いスポーツマンシップを示すこと
☆怪我をした者を助け共感すること
☆敗者も勝者を称えること
☆対戦相手、チーム・オフィシャル、レフリーに敬意を払うこと
■ポジティブな教育
子どもがサッカーを始めたときから、我々は、彼らにスキルを教えるとともに、「してはいけないこと」も教えます(岩井注:この手段がイエロー・カード、レッド・カード)。時として、トレーニングや試合でしてはいけないことの方に注意が払われることが見受けられますが、彼らがポジティブなことをしたら賞賛や感謝を示すべきです。
これが、グリーンカードの背景にある考え方です。グリーンカードの意味は以下の通りです。
☆それは良いアクションである。その調子で続けなさい。
☆ポジティブなアクションを再確認・再強化する。
☆ポジティブな教育である。
☆認め、感謝し、もっとやるよう励ます。
☆他の人が見本とすべき手本である。
☆ファンやオフィシャルもあなたのアクションを認め評価している。
■グリーンカードはどのようなときに提示するのか
レフェリーは、グリーンカードを示すのに、プレーを止める必要はありません。ボールがプレーエリアから出たら、あるいはその他の理由でプレーが止まったら、すぐにカードを出せばよいのです。レフェリーは、プレーヤーのポジティブな行為を認めるしるしとして、ポジティブなジェスチャーを示すことが奨励されます。
以下は、グリーンカードを出す状況の例です。
☆怪我をした選手への思いやり
☆意図していないファウルプレーの際の謝罪や握手
☆自己申告(ボールが境界線を出たとき:スローイン、CK、GK、ゴール)
☆問題となる行動を起こしそうな味方選手を制止する行為
☆チーム(オフィシャルを含む)が試合全体を通し、警告も退場も受けず、ポジティブな態度を示す。
(レフェリーは試合終了の笛を吹く際に、チームベンチに向かってカードを提示する)
こう読んでみると、グリーン・カードの導入は、12歳以下のサッカーを楽しむ子どもたちに「勇気づけ」と「共同体感覚(つながり感覚)」を養う意味合いを持っていることがわかり、うれしい感じになります。
<お目休めコーナー> ご近所の黄色いパンジー
うちの地域の少年野球の指導の様子を見ていると、もう思いっきり罵詈雑言。一所懸命やっても失敗したらダメみたいなところあるし...。
指導者も悪気はないとは思いますが...。
もっとも、何とかしないといけないのは大人社会の方で、子どもから大人にグリーンカードとかあげたらどうかな?
イイコトした経営者や政治家みつけて...。
世相を見ると、イエローカードどころかレッドカードいっぱいですね。
こんな時こそ「広がれグリーンカード!」との思いが募ります。
かなり前にいただいていた情報を今になって紹介しました。
また、言葉のグリーンカード補足にも感謝感謝申し上げます。
適切な行動が増えれば不適切な行動が減る原理が明らかになりますね。
グリーンカードは知りませんでした。
グリーンカードはまさに勇気づけであり
球技全般を教育の場にする素晴らしい方法だと思いました。
ラグビーがノーサイドというように、対戦相手は敵ではなく、サッカーを楽しむ協力者であり、友であるという感覚でプレーできたら素晴らしいことです。
サッカーをプレーする一番の本質は勝敗ではなく「自己成長」であり「共育の場」であるのではないかと感じてきた僕にとってはうれしい情報でした。
グリーンカードが全国的に広まることを願います。
「自己成長」であり「共育の場」としてのサッカーに賛同します。
コメントありがとうございました。