アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(9月15日)から昨日(9月16日)の午前中で私の65冊目の本になる『大人になる娘が遠い』(仮題)の原稿に目を通しました。
2割ほどカットしなければならない部分があるため、今日はその作業を行います。
書き足すよりはいいですけどね。

1.昨日の14:00~はカウンセリング道場(シニアコース)をオンラインで開催しました。
参加者数は14名。
ベテラン揃いです。


(写真提供:草島智咲さん

草島智咲さん がクライアントとなり、カウンセラー役を中村美樹さん、続いて森崎千秋さんが担当しました。

中村さんの担当した15分ほどの演習部分についてカウンセラー側に怒りの感情が現われて一種の治療抵抗が出ていたことに対して、メンバーの大多数からネガティブなフィードバックが相次いだのに対して谷 正さんからは強烈な擁護論が出ました。

ここでさらにメンバー内で意見が割れました。

私はこの状況をとてもうれしく感じていました。
まさに「歯に衣を着せぬ」フィードバックが出たからです。

中村さんは常々、演習の場で傾聴・共感の「勇気づけ」のトーンが濃厚で「耳障り」のいいフィードバックが中心であることにご不満をお持ちでした。

私もある意味において中村さんのご意見に賛成です。
自分のカウンセリング・スキルを錬磨してプロとしてやっていこうと参加している人に対して「こんなことを言ったら傷つけてしまうだろう」という気持ちが働いてカウンセラー役を担った人に対して「勇気づけ」を意識した発言ばかりしていたら、率直な相互研鑽の場になりません。
(ただし、このことはカウンセラー役に対してであってクライアント役には該当しません)

とてもエクサイティングなカウンセリング道場(シニアコース)ではありました。

[8:15追記]中村美樹さんからご感想を記したメールが届きましたので、ご本人の許可を得て転載します。

昨日のカウンセリング道場は、「自分が変われば周りが変わる!」を実感出来たひとときでした。
今までの良い出しから(チヤホヤ)始まるコメントは、そりぁ、チヤホヤは好きだし嬉しいけれど、ぬるま湯に浸かるようで成長にはつながらないなぁ〜と感じていました。

そりぁ、私だって人間ですから、手厳しいコメントが辛くないと言えば嘘になりますが、それこそプロならば、そこを乗り越えてこそ、また、社会に出れば、弱点を指摘されることなど、年齢を重ねれば重ねるほど難しくなります。
そして、悪い点を指摘してもらえるということは、伸びしろがあるということですよね。


2.株式会社 新星出版社 編集部の佐藤さんから『ビジネス教養 アドラー心理学』の売れ行きが順調であることと、中国語版の出版が決まった旨のメールが入りました。
8月に発売されたばかりの本が中国進出です。

サクッとわかる ビジネス教養 アドラー心理学
 
岩井俊憲
新星出版社


3.夕方に新聞の夕刊を取りに行ったら幼稚園生の孫娘から葉書が届いているのを手にしました。

「ようちえんでうんどうかいのれんしゅうをがんばっています」など一生懸命書いた形跡があります。

うれしいね。


1日充実していて、カミさんの手料理で、家で久しぶりにおいしいお酒を飲めてくつろげた昨日でした。

<お目休めコーナー> 9月の花(16)



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