アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.昨日(6月11日)は9:30~12:10に第2期「オンライン開催:家族布置 ― アンのケースの勉強会」を行いました。

申し込み者は10人。
うち1名が病気欠席、1名が途中退出でした。


(写真提供:堀 加奈子さん、写真上段中央)

3人に朗読者としてご出演いただきました。

注釈・コメント係:森本光代さん(写真中段左)、モサック博士役:鈴木昇平さん(写真中段右)、アン役:堀 加奈子さん 

ご参加の方には私が「初級者は早期回想解釈をしてライフスタイル理解の手掛かりとする(家族布置は参考程度)。上級者は家族布置でライフスタイル読み取り、早期回想で裏付ける」と冒頭言っていたことをご理解いただいたようでした。

「クライアントの語る文章の品詞を手掛かりにしよう!」の私の最近のノウハウは新鮮に映ったようです。

第3期の「オンライン開催:家族布置 ― アンのケースの勉強会」は7月21日(水)20:00から開催しますが、こちらは早々と満員御礼となっています。


2.昨日はまた、アドラー心理学が致知BOOKメルマガを通じて多くの方々に届いた日でもありました。

6月11日 致知BOOKメルマガより:アドラー心理学が必要な3つの理由 のタイトル

サブタイトルは「アドラー心理学を学ぶとなぜ経営の問題が解決するのか――『経営者を育てるアドラーの教え』」

致知出版社 の書籍編集部次長の小森俊司さん の許諾を得ての転載です。

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日本では当時ほとんど知られていなかったアドラー心理学と出逢って約35年――。

船井総研の船井幸雄氏から「勇気づけの本物の伝道師」として称賛されるなど、
アドラー心理学を日本に広めた第一人者として、経営者層からの支持も厚い、ヒューマン・ギルド社長の岩井俊憲氏。

18万人以上にアドラー心理学の研修やカウンセリングを行ってきた岩井氏が、
初めて経営者向けに書き下ろしたアドラー心理学の著書が『経営者を育てるアドラーの教え』です。

本書の内容の一部をご紹介します。

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経営者にこそアドラー心理学が必要な3つの理由
…………………………………………

私は35歳で会社を退職したあとアドラー心理学を学び始めましたが、学ぶほどに「経営者にこそアドラー心理学が必要だ」という思いに到りました。

なぜアドラー心理学が経営に役立つのでしょうか。

それには大きく三つの理由があります。 

第一の理由は、会社にはさまざまな個性を持つ人間が参加しているということです。

会社を成長させるために、経営者はそうした人間の能力を正しく評価し、引き出していかなくてはいけません。

そのためには「人間をどう見るか」という人間観が絶対に欠かせません。

人間を肯定的に見るか否定的に見るかによって、その人の見え方は全く違ってきます。

アドラー心理学では人間を肯定的に見ることを教えます。

そして、そういう人間観に基づいて見れば、人間には無限の可能性があるのです。

経営者がそうした人間観を持つことが会社を成長させるもとになると私は思っています。


第二の理由は、アドラー心理学は、過去の原因は問わず、未来に向けて何ができるかを模索するものだということです。

この考え方は会社の目的・目標を見るということにつながり、非常に未来志向です。

過去の失敗を反省することはもちろん大切ですが、原因追及ばかりでは成長できません。

これは人も会社も同じです。

過去の反省を踏まえ、未来に向けて何ができるかを考える。

それが社員のモチベーションを高め、会社を前進させる力になります。

その点で、未来志向のアドラー心理学は経営に適していると言えるのです。 

第三の理由は、アドラー心理学のベースにある「勇気づけ」という考え方が組織を元気にするということです。

実際に、アドラー心理学を学んだ経営者が非常に生き生きとして元気になるという例をたくさん見ています。

経営に自信が持てるようになると同時に、
人間の可能性を信じることによって「自分だけがひたすら頑張らなくても自分のチームの中に優れた人材がいる」ことに気づくようになります。

この経営者の気づきが社内全体を活気づけることにつながります。

社内コミュニケーションがよくなり、モチベーションが上がります。


社員が「社長は変わった」と思うようになると、経営者のビジョンも浸透しやすくなるのです。

日本人はネガティブ探しが得意です。

あそこが悪い、ここが悪い、親が悪い、周囲が悪いと欠点ばかり探しています。

でも、意外に見落としているのは自分自身の可能性です。

自分自身を見つめて自分の中にあるリソース(資源)・可能性を探してみると、意外にもたくさん見つかります。

「自分は大したことない」と思っている人でも、自分で自分を振り返り、周囲の人に自分のいいところを言ってもらうなどして、それを自分自身にフィードバックすると、いろいろな可能性が見つかってきます。

その結果、「そうか、自分にはこういういい面があるんだな」「今までの生き方は間違っていなかったな」と、自分を肯定的に見ることができるようになるのです。

それが自信となって、可能性が開花していくのです。 

ネガティブな面にばかり目を向けていると、そうした可能性を発揮できません。

また、それを相手のニーズと結びつけることもできません。

これは非常にもったいない話です。先に言ったようにアドラー心理学は人間を肯定的に見ようとしますから、一人ひとりの可能性を引き出すために非常に効果的なのです。 

ただし、アドラー心理学が過去の原因を問わないと言っているのは、人間の行動についてです。

経営手法について問題が生じれば、それは原因を探して是正する必要があります。

もっとも原因探しするといくらでも出てきますし、どうでもいいような夾雑物も混じります。
そういう点では、失敗の原因追及ばかり行うのは無意味ですし、とりわけ人間の行動に関してそれをやることは望ましくないのです。 

【こんな内容が掲載されています】

・経営者にこそアドラー心理学が必要な3つの理由

・アドラー心理学を用いた叱り方の2つのポイント

・失敗をした人には必ず敗者復活のチャンスを与える

・信用と信頼はどこが違うのか

・経営者は耳学問の大家になれ

・スタッフが牛耳り始めた会社はおかしくなる

・期待にはハシゴをかけろ

・共感とは、相手の目で見、相手の耳で聴き、相手の心で感じること

・相手を効果的に説得する5つのポイント

・イノベーションの一番の抵抗勢力になるのは、社長自身?

・社員の姿勢が変革のモデルにならなくてはいけない

・困ったときは10のアイデアを出せ

・ネガティブなフィードバックを歓迎する上司は必ず成長する

・感謝の見逃し三振はしてはいけない

・国も会社も人も、あらゆるものはミッションから始まる

・経営者の意識と行動が変われば、会社は変わる

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アドラー心理学を学ぶと
なぜ経営の問題が解決するのか――。

『経営者を育てるアドラーの教え』(岩井俊憲・著、定価=本体1,400円+税)

3.致知出版社 とは(1)『月刊誌 致知』の40年近くに及ぶ購読者、(2)『月刊誌 致知』への掲載歴3度、(3)著者、の3つで深い関係にあります。

ヒューマン・ギルドの6月度のニュースレターには致知出版社 致知営業部 課長の 松澤広幸さん (ヒューマン・ギルド 会員)がこんな記事を投稿してくださっていました。

その後半部分を転載します。

松澤広幸さん は私の『経営者を育てるアドラーの教え』の出版にご尽力くださった恩人でもあります。

■致知出版社とヒューマン・ギルドの縁結び役を担った私からのお知らせ

致知出版社では、今年1月に大きな動きがありました。
これまで編集長として44年間『致知』の発刊に最前線で指揮をとっていた藤尾秀昭が編集主幹となり、息子である藤尾允泰が編集長に就任する運びとなりました。
いよいよ我が社も本格的な第二創業期を迎えます。

そこで、2022年7月2日(土)13:00~藤尾允泰の編集長就任を記念して、「藤尾允泰編集長就任記念特別講演会」と題して、会場・オンライン同時開催で講演会を開催いたします。

藤尾允泰がこれまで1000名以上の各界一流の方々への取材を通じて得た学びと、主幹である藤尾秀昭より伝授された仕事の教訓、編集者としての心得をお話しいただきます。
テーマは「一流に学ぶ人間学」です。
『致知』の読者はもちろんですが、まだ『致知』をお読みでない方でも感動いただける内容となっています。皆さま奮ってのご参加をお待ちしております。
  
日時:2022年7月2日(土)13:00-15:00
  ※受付開始12:00(会場・オンラインともに)
会場:KKRホテル東京 「瑞宝」10階
定員:50名(会場)
会費:3,300円(税込)※カード決済のみ
講師:藤尾允泰(月刊誌『致知』編集長
演題:「一流に学ぶ人間学」
お申込方法:下記のURLよりお申込みくださいませ。
https://onl.sc/zvmdcEY

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