おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(11月19日)の午後は、中目黒の教育機関に行って、不登校支援を1つの柱とするアドラー心理学の研修を行ってきました。
さて、11月7日配信のメルマガに書いた巻頭言をほぼそのままコピペして掲載します。
昨年のノーベル賞受賞者の本庶佑さん(京都大特別教授)が大切にしている中に勇気(Courage)が1つの要素を占めていることにご注目ください。
今年も日本からノーベル賞受賞者を輩出しました。
2019年のノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰さんは、私と同学年(1948年1月30日生まれの71歳)だけに親しみを感じます。
いかにも人懐っこいキャラクターの吉野さんは、12月に行われる授賞式の準備に追われる中、MBSテレビの単独取材に応じて「成功の秘訣は『失敗』とサラリーマンゆえの『嗅覚』」と語っていたようです(11月5日放送 MBSテレビ「Newsミント!」内『令和をよむ』より)。
失敗をも勇気づけになる体験と受け止めるアドラー心理学の立場からすると、示唆に富む話です。
昨年ノーベル医学生理学賞に輝いた本庶佑さん(京都大特別教授)は、吉野さんと比べるとややストイックな感じを与え、6つの「C」を追求する人であることが朝日新聞DIGITAL(2018年10月1日20時48分)に載っていました。
6つの「C」は、次のような英語表記の頭文字で、本庶さんは学生時代からこれらを追い求めてきたのだそうです。
好奇心(Curiosity)
勇気(Courage)
挑戦(Challenge)
確信(Confidence)
集中(Concentration)
継続(Continuation)
勇気(Courage)が1つの要素を占めていて、他の5つのCと絡んで私たちの生き方に勇気を与えてくれます。
本庶さんと作新学院の高校生との修学旅行を巡ってのやり取りが畑恵さん(作新学院 理事長、元参議院議員、元NHKキャスター)の2018年10月06日付けのブログに『本庶先生の手紙 ~「有志竟成」と6つのC』として書かれていたのを見つけました。
*ブログから引用の本庶さんの手紙の後半部分*
生徒のみなさんには、当日お話したように6つのCを大切に、輝かしい未来を進んでいただきたいとお伝えください。 Curiosity(好奇心)を忘れず、Courage(勇気)を持って困難な問題にChallenge(挑戦)し、必ずできるというConfidence(確信)を持ち、全精力をConcentrate(集中)して、諦めずにContinuation(継続)させること、また、いつか成長された折にお会いできることを楽しみにしております。
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ノーベル賞受賞者(科学部門)の多くは、研究面で失敗にめげず、好奇心をもとにチャレンジ精神を発揮し、そのプロセスでCourage(勇気)をお持ちの方で、人格面でも優れていると言っていいようです。
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<お目休めコーナー>11月の花(16)
