おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
昨日(4月27日)は、SMILEリーダー養成講座 の初日を行っていました。
大型連休の最初の3日間のためか受講者は7名と、おそらくここ6~7年で最小人数でしたが、意欲的な人たちが愛知県から3名、岡山県から1名参加しました。
最初の日の昨日は、実に丁寧にSMILEリーダー・マニュアルのことを説明し、いつもは2回のリーダー体験のところ3回行うことの取り決めをしました。
4人の方にリーダーを体験していただきました。




今までと違うもう1つのところは、第2章第1節を私自身が担当したことです。
受講者たちは、消極的・無気力な態度で受講することを申し合わせていたようですが、私のリーダーぶりによってその試みは空振りに終わりました。
ただ、前に出てリーダーを担当してみると、様々な講座で講師を担当するのよりずっと緊張しました。
ところで、昼休み中に『アドラー心理学を生きる ― 勇気のハンドブック』 ジュリア・ヤン、アラン・ミリレン&マーク・ブラゲン 著/今井康博・日野遼香 訳、川島書店 3,800円+税)が20冊出版社から届きました。

原題は”THE PSYCHOLOGY OF COURAGE”(勇気の心理学)。
2010年にアメリカのガバナーズ州立大学の2人の教授とイリノイ大学の准教授によって発刊された本です。
さらっと目を通したら、私の『勇気づけの心理学 増補・改訂版』よりも内容豊富な本です。
Amazonにはまだアップされていないようですが、川島書店 の新刊案内では、次のように紹介されています。
勇気とは、リスクを取りつつ困難を前にしても前進する意欲を指す。
本書の目的は、アドラーや現代のアドレリアンたちが説く5つの人生上のタスク-仕事、愛、交友(友情・家族)、自身との関係、そして宇宙との関係-における精神的健康を理解し、その実現に向けた訓練の重要な土台として、勇気を取り上げることである。
本書では、人生の各タスクの意味、恐怖をめぐる諸問題、補償あるいは回避、そして対象のタスクに取り組む上で鍵となる数々の社会的に有用な態度についてのアドラー流の洞察を取り上げ、さらに各章を通して「ソクラテス式問答ボックス」を設けることで、読者と本書の一層の対話を図っている。
また勇気の促進に役立つような22の工夫されたツールを紹介している。
読者にとって、アドラーの教えを知識として理解するだけでなく、文字通り「生きる」ためにも、本書は優れて価値のある手引書といえよう。
A5判 314頁 ISBN978-4-7610-0932-8 2019年4月刊行 定価(本体3,800円+税)
この本を取り扱うようになったのは、共訳書の一人の今井康博さん(上智大学准教授)とこの本の翻訳中にあるやり取りがあって、そのご縁で出版社に取り次いでいただいたからです。
そのためか、私の名前が訳者あとがきほか数か所に登場しています。
連休中にヒューマン・ギルドの講座に参加する方々は、Amazonやどの書店よりも早く定価より300円安い消費税カット価格でこの本を手に入れることができます。
なお、共著者の一人の日野遼香さんがヒューマン・ギルドの6月号のニュースレターに共訳者としてこの本の紹介を書いて下さることになっています。

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