おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
昨日(4月24日)は朝のテレビで愛妻と3歳の子を失った松永さんの記者会見が流れていました。
涙なしでは、観ることができない映像でした。
昨日(4月25日)の讀賣新聞には 池袋暴走 遺族「未来奪われた」…「運転しない選択 考えて」 として次の記事が載っていました。
東京都豊島区東池袋で乗用車が暴走し、近くに住む松永真菜さん(31)と長女の莉子ちゃん(3)が死亡した事故で、真菜さんの夫(32)が24日、都内で記者会見し、「娘が成長し、私は妻と寿命尽きるまで一緒にいると信じていた。たった一瞬で未来は奪われた」と悲しみを語った。
今年2月の七五三で撮影した真菜さんと莉子ちゃんの写真を会見場の机に置いた夫は冒頭、「妻と娘のような犠牲者や悲しむ遺族を絶対に出してはいけないと思った」と会見をした理由を語った。
事故が起きた19日正午過ぎ、職場の昼休みにテレビ電話で「きょうは定時に帰れるよ。待っていてね」と伝えたのが、妻子との最後の会話だった。
この直後の午後0時25分頃、2人は自宅近くの横断歩道を自転車で渡っていた際、赤信号を無視して突っ込んできた旧通産省工業技術院の飯塚幸三・元院長(87)の車にはねられた。
<途中略>
相次ぐ高齢ドライバーによる事故について、夫は「少しでも不安がある方は車を運転しないという選択肢を考えてほしい」とした上で、「周囲も本人に働きかけてほしい。事故の犠牲者が少しでも減れば、妻と子が浮かばれるかもしれない」と訴えた。
日中は、特別企画 大切な人を亡くす前に知っておきたいグリーフケア講座 のことでヒューマン・ギルドで大盛り上がり。
ヒューマン・ギルドでアドラー心理学をしっかりと学ばれた 井手敏郎さん (一般社団法人 日本グリーフ専門士協会 代表理事) をお招きして2日間の講座を7月6.7日(土・日)に行うためです。
ご案内は、次のとおりです。
ヒューマン・ギルドでは外部で活躍されている色々な方を講師としてお招きして、幅広く皆様に学んでいただくための企画をご用意いたしております。
今回は井手敏郎氏をお招きして「大切な人を亡くす前に知っておきたいグリーフケア講座」を開催することになりました。 次回の開催は決まっていませんので、この機会に奮ってご参加下さい。
「大切な人を亡くす前に知っておきたいグリーフケア講座」
自分の身に死別の悲しみが訪れる前に知っておきたいテーマがグリーフケアです。
グリーフは死別の悲嘆による心と体の反応のことを言います。
悲しみは自然なことですが、大きな悲しみを抱えている人が死別後、十分な支援が受けられなくなり、うつ病の診断を受け、苦しい立場に立たされることがあります。
本来、薬を飲まなくてもいい人が抗うつ薬を処方されることで、余計に調子を崩す場合も少なくありません。
「通常」と「病気」の境目に「グリーフ」という反応があり、この反応があることを知ることで、自分の状態を肯定的に認めることができ、過剰な診断や薬への依存を防ぐことができます。
それはそのまま膨大な医療費の削減にも繋がっていくため、グリーフケアは社会的にも意味がある大きな活動です。
看取りやその後の遺族支援など、多死社会に必要な知識、関わり方、在り方が学べ、大切な方の悲嘆に深く寄り添うための具体的な行動ができるようになります。
•グリーフケアの基本原則を学ぶ
•大切な人を亡くした時の繊細な気持ちを知る
•哀しい話を伺う時の4つの心得 •自分の哀しみを認め、人生を語り直す
•悲嘆を深刻にする4つのガムテープ
•大切な人を亡くした時に心と身体に起きること
•葬いのプロセスにおいてできる関わり
•アドラー心理学を活かしたグリーフケアとは
•相手の死生観・価値観に寄り添うポイント •7つの悲嘆の局面と対応のポイント •寄り添うことの本質を知る
◆日程:7月6.7日(土・日)
時間:土曜13:30~18:30、日曜10:00~17:00
◆講師:井手敏郎(一般社団法人 日本グリーフ専門士協会 代表理事、アドラー流グリーフケアの学校「グリーフ専門士養成スクール」校長)
◆受講料:会員37,800円、一般41,040円(税込、資料つき)
◆会場:ヒューマン・ギルド研修室
https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/698 こちらから詳細確認及びお申し込みができます。
夜は、カミさんと四谷の紀尾井ホールに出かけ、河村尚子 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・プロジェクト Vol.3 (全4回) を聴きました。

ベートーヴェンの主要なピアノソナタの連続プロジェクトの第3回目で、私たちは第2回目に参加し、次のような記事で紹介しています。
2018年11月30日付けブログ 神楽坂ロケ地巡り+最初の読者候補+河村尚子のベートーヴェン=最高の午後
昨日の曲目は、次の3つでした。
ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調 Op. 81a「告別」
ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 Op. 90
ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 Op. 106「ハンマークラヴィーア」
今度の第3回はベートーヴェンのソナタの中でも最も長大にして難解である「ハンマークラヴィーア」がメインでしたが、「告別」こそが昨日の1日を象徴するようでした。
河村尚子さん(ドイツ・エッセンのフォルクヴァング芸術大学教授)を次も追いかけようと11月13日(水)のチケット(第30番、31番、32番を演奏)をゲットしました。
哀しみのモチーフは、これが最後かと思って帰宅したら、すぐ上の兄から2人がとてもお世話になっていた人の命の危機の電話連絡。
やるせない思いで1日を終えました。
(クリックして勇気づけを)
<お目休めコーナー>4月の花(20