おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(10月6日)は、10:00~16:45に 株式会社 日本能率協会コンサルティング TPMコンサルティングカンパニー主催の公開セミナーの講師を担当していました。
セミナーのタイトルは
部下のやる気を引き出す管理・監督者の役割
~すぐに実践できる部下への働きかけ7つの法則~

部下への働きかけ7つの法則は、次のとおりです。
第1の法則 「共感」と「自己開示」が人間関係のスタート
第2の法則 たちまち部下が心を開く聴き上手
第3の法則 連結ピンの役割を担うモデルを示すリーダーシップ
第4の法則 一人ひとりの違いを認める接し方
第5の法則 もっともコストが安く、もっとも効果が高い感謝
第6の法則 「尊敬」「共感」「信頼」を基盤にヨイ出し
第7の法則 失敗はチャレンジの証、学習のチャンス
参加者は、主として大企業の製造現場の管理者クラス21人でした。
数年前までは、「アドラー心理学」と言わずにセミナーを行っていましたが、最近は堂々と「アドラー心理学ともとにした研修」であることを訴求できるようになりました。
このセミナーには、副読本として私の『アドラー心理学によるリーダーの人間力の育て方』(アルテ、1,200円+税)が提供されます。
このセミナーのチラシでも
今ブームのアドラー心理学の第一人者から直接ワークショップを伝授
『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』(日本能率協会マネジメントセンター)が単独で12万部突破!
であることが書かれています。
ところで、このような公開セミナーを行う際によく出るのは、「せっかくセミナーで自分が変わろうとするモチベーションを持ったとしても、従来と変わらない職場に戻ると、職場の雰囲気に染まって何ら変わらないのではないか?」という質問です。
よく「金魚鉢と金魚」の関係にたとえられます。
金魚が元気になって職場に戻ったとしても、金魚鉢に相当する職場の水が濁っていたならば、この環境によって金魚は元気をなくしてしまうのではないか。だから、人を変える前に環境を変えるのが先ではないかという、もっともらしい話です。
私は、こういう時にアドラーの「環境が人を作り、人が環境を作る」という言葉を連想します。
これは、ライフスタイルの形成に関しての言葉ですが、私は後半の「人が環境を作る」に着目します。
受動的な生き物の金魚とは違って、人間は能動的な生活者であり、自ら環境を変えていく力があります。
個人が変わらなければ環境が変わるはずがないのです。
これは企業だけでなく、学校でも家庭でも同じことです。
「あの頑固な上司がいるから」「校長が無理解だから」「勇気くじきの夫がいるから」・・・・・こんな言い訳をしているうちは何も変わりません。
私の研修のスローガンは「自己変革なくして組織変革なし」です。
まず、気づいたその人の勇気と、その人から放たれる勇気づけによって組織は変わり始まるのです。
これは、アドラー心理学の大原則です。
◆勇気づけによって組織を変える 勇気づけのリーダーシップ の公開セミナーが下記のとお開催されます。
株式会社 ビジネスバンクグループ の プレジデントアカデミー 主催で10月14日(水)


10月14日(水)19:00~20:30(90分間)
会場:TEPIA地下1階会議室A
受講料:初めてご参加の方 5,000円(税抜)
こちら からお申し込みを
<お目休めコーナー> 10月の花(7)
