「だいぶご苦労があったのですね。『ザ・フナイ』の9月号で俊憲さんの文章を読みましたよ」


77・8歳のはずなのに、電話口のその方の声は、まるで40歳代のように若々しい。
老人特有の回りくどさがない。
よく聴き取ると、名古屋弁を感じさせないこともない。名古屋ご出身だからだ。
この声は、私の子どものころよく聴いていた。
我が家にやって来ては、楽しい話を残してくれた。
小学校高学年の私に柔道を教えてくれた。
母の告別式では、弔辞を読んでくださった。
家族ぐるみのつき合いだった。
それもそのはず、その方の結婚に際しては、私の両親が媒酌人を務めた。
私は、その方のことを6月2日のブログ(「月刊『ザ・フナイ』を巡る不思議現象」)でも書いた。
8月30日(土)の9時5分から40分近くお話ししただろうか。そして、PHSの番号を教え、近く再会を誓った。
その方は、1年前には、ほとんど世に知られざる存在だった。
ところが、インターネットで検索すると、出るわ出るわ。
私は早速、船井ビジョンクリエイツにその方のDVDを申し込んだ。
船井幸雄氏は、紹介文でその方のことを次のように書いておられる。
「自筆で書かかれた筆跡を見たり、自分で名前を言うのを聞くと、その人のことがすべてわかるという特別な能力をお持ちのようです。荒井さんは、筆跡や声だけで、その人の体の症状や、精神波動、ソウルカラーまで分かるというから驚きです。荒井さんは気功の修練をすることで、このような能力が身についてきたそうです」
その人の名は、荒井義雄氏。再会が楽しみだ。
6月上旬の時の電話では、「あなたのお父さんがまたご縁を結んでくれた」と、荒井さんはおっしゃっていた。
●荒井 義雄(あらい よしお) 薬剤師
1930年生れ。名古屋市立大学 薬学部卒業。薬剤師、日本東洋医学会員、漢方歴40年。「聖中心道肥田式強健術」から呼吸法、気功を熟達する。「太極の理」タオ、透視術(米国認定)を修得。クンダリニー現象から「意識の構造は幾何学模様の光」を体験。波動 サイコメトリー学会主宰。