昨年の湖北散策、医王寺の続きからです。
医王寺を後にし、年の初めですが、「コロリ」と行けるという赤後寺へと向かいます。
何が「コロリ」かというと、想像がつくかと思いますが、観音像を祀ってあるところです。
想像のとおりかと。
人間界の修業が終われば、誰でも一度は経験をしなければならない事です。
そんなご利益があるのであれば、是非行かなければと勇んで参りましたが、お堂などと呼ぶには、それはそれはとても大きな寺構え、いいえお堂構えといえばよいのでしょうか。
とても大きな、そして立派な建物です。
境内に立つ大きな杉の木が、お堂の威厳を一層際立だせていました。
お堂は、階段をのぼり少し高台にありますので、境内から町の様子を見る事もできます。
町の静かな佇まいが、お堂とよく似あっています。
御本尊様を除いて、お堂の中は撮影してもいいですよ、と言われましたのでお言葉に甘えて。
厨子や提灯などお堂の中を撮らせてもらいました。
お堂の中は、表から見た印象とは違い、意外と狭い感じです。
御本尊様は、戦火から逃れるため川に沈めて守ったそうです。
そのため、手首あたりから先がありません。
畑の中なら失われなかったでしょうが、川だったため流れてしまったようだと説明を受けました。
いつも完全体の観音様をみているため、この腕が取れてしまった観音様は、想像以上にインパクトがあります。
表情は穏やかなのですが、どうしても目が腕の方にいってしまいます。
まだまだ修業が足りないという事ですね。
御本尊の写真はハガキの流用です。
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