ワニ丼って何?

【会話】

A:一昨年に北海道で「スープカレー」が人気出たり、富士宮の「やきそば」が人気出たり、B級グルメが流行ってるね。
B:そうですよね。名古屋の「ブラジャー丼」、広島の「ワニ丼」とかありますよね。
A:えっ、それって何だい??

【新聞記事を見て】平成19年3月10日「ワニ丼 実は○○!!」

広島県北地域ではサメのことを「ワニ」と呼ぶ。恐ろしげな見かけに似合わぬ上品な味だという。同県三次市ではご飯にのせて出す店が最近、出てきた。三次駅近辺のスーパーには鮮魚売り場に「ねずみわに」の切り身がいるではないか。刺身用で臭みのないねずみわにが一番人気という。
レストラン「ベッケンビール」では2003年からワニ丼を出している。温かい白飯の上にワニの刺身、ショウガなどがのる。口に入れると、粘りのある歯応えで独特のモチモチ感。味はカジキマグロよりあっさりしている。
「現八」は、一年前からあえて違う味のワニ丼を出している。厚さ1cmのワニをフライパンで焼き、キャベツの千切りがのった白飯の上へ。ネギをのせ、秘伝タレをかけてできあがりだ。あつあつのワニを口に入れると、どことなく高級な味わい。白身魚のようで、鶏のささ身にも近く、ブリのような脂っこさは全くない。蒲焼風の味とキャベツも合う。通販をしているが人気はいまひとつ。

ワニ丼 ワニ

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「ワニ」が日本で出てくるのは、日本神話の「因幡の白兎」のお話の中ではないでしょうか
隠岐島から帰ることができなくなったウサギが、ワニ(ワニサメ)を騙して、因幡の国へ戻ろうとして、あと一歩のところで「騙していた」とつい言ってしまったら、ワニがウサギの毛をむしりとったとのこと
大国主(オオクニノミコト)の兄弟神を中心とした多くの神様が、因幡の国に行く途中、そのウサギに出逢い「海水を浴びて日に当たると治るよ」と言ったら、ウサギはそれを信じて海水を浴びて日に当たると、ますます痛々しい姿になってしまった
今度は、大国主が、その姿を見て、何があったのかとウサギに聞くと、ワニを騙したことを正直に話をし、こうなったと証言。そこで、真水でよく洗い、がまの花の上に寝ると治るよ、と。そのとおりにすると、毛が生えてきて治ったとのこと
このときの「ワニ」がサメのことなんですね。

山陰地方から広島県にかけてサメのことを昔から「ワニ」と呼んでいるんですって。じゃ、ワニのことはなんていうのでしょうかね。まさか「サメ?」。


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