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志野で捕まる、戸谷。「志野と織部」展 Vol.1

【ちょっと一息】

松本清張作「わるいやつら」の中で、戸谷信一が逮捕される(別件逮捕ですが)きっかけとなった「志野」の茶碗。どんなものなのかと観てきました

焼き物に興味があるわけではないので、上手くコメントできるかどうか、不安です

出光美術館(地図)は、日比谷、帝国劇場の9Fにあり、現在、

「志野と織部」展

が開催されているんです

「志野」と「織部」は、桃山時代に美濃(岐阜県)で作られ、今もひじょうに人気の高い焼き物です。
「志野」は、鉄分の少ない白い土に単味の長石釉がかけられた素朴な白釉陶器で、さらに鉄顔料で「橋」や「籠」「千鳥」などの下絵付けを行い、焼いています。淡雪が降り積もったように、ふわりとした暖かみのある光沢を放っており、最も日本的な焼き物であります、と

前編は「志野」、後編は「織部」でコメントしたいと思います。

チケット 入口

年齢の高い方中心に、それなりに入場者がいらっしゃいました。やはり陶芸に興味にある方や、骨董品に興味がある方なんでしょうか

入口を入ると、まずは「志野」の茶碗や鉢が並んでいます。

その中で、有名な作品

「志野茶碗 銘 橋姫」(東京国立博物館所蔵)です。

志野茶碗 銘橋姫 志野茶碗 銘橋姫

分からないですが、白いうつわに、橋の文様、美しい出来なんでしょう。やっぱし、もっと勉強していかなければいけませんね

次は、国宝に指定されている

「志野茶碗 銘卯花墻」

国宝に指定されている茶陶は、これと「本阿弥光悦の白楽茶碗」の2作品しかなく、ひじょうに貴重なものです。歪んだ形のどこが国宝なのかはよく分かりませんが・・・

志野茶碗 銘橋姫 志野茶碗 銘橋姫

「志野織部蔦に山水文水注」です。

志野織部蔦に山水文水注

このような焼き物を観るのは、初めてなのですが、当時の時代背景なり、形や文様の美しさなどなど、興味深いもの、ありますね

「志野」は、岐阜県可児市の牟田洞窯跡で発掘されており、豊蔵資料館で展示されています。ホームページは、こちらです。

では、皆さん、ご鑑定を。

この志野焼の茶碗、Open The Price? 驚きの鑑定結果が・・・

続く。
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