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伝統を守ります、越前打刃物。

便利になって新登場
iタウンページモバイル」(平成18年6月19日)、絶対使ってね
   ~Nice,Townpage

新年度を迎え、新たな気持ちで人生頑張りたいと思います。今年で入社19年目に突入です。
今日は「刃物」について書きました。新しい道を”切りひらいていこう”と新たに決意をした1日であります。

【新聞記事を見て】17年3月21日の日経新聞「温故革新 越前打刃物」

伝統工芸の越前打刃物の若手職人ら10人で10年前に設立した「タケフナイフビレッジ協同組合」は2月に開催されたドイツフランクフルトの消費財見本市「アンビエンテ2005」に初出展した。出品したのは伝統的な和包丁、和式ナイフなど100点。100社からの商談、注文、見積りがあり、欧州市場での販売の第一歩は成功だったようだ。鉄を打ってたたいて刃物にする伝統的な製法を守り続けている越前刃物。切れ味には定評があるがブランド力が弱い。ブランドを広めようと共同工房を作り、工業デザイナーによるデザインによる製品も出している。共同販売による独自に販路開拓にも取り組んできた。

【ちょっと探してみよう。さぁ、iタウンページ検索!】
南北朝時代、京都に国安という刀鍛冶がいました。戦(いくさ)のための刀造りに嫌気がさして、旅に出ました。今の福井県武生市にあたりに来た時鍛冶をする音を聞き、そこを訪れ、素晴らしい水と刃物の材料があり、昔から鎌を造っていました。刀ではなく明日の暮しを切り開くための鎌などを自分も造ろうと考え、移住し、地元の人々に技を伝えました。それが越前打刃物の始まりであった、と。 「西のゾーリンゲン、東の関」というぐらいであるから日本の刃物産業は盛んで、関市、三条市、堺市、小野市などがあります。その他、武生のように伝統工芸として、大竹手打刃物、土佐打刃物、長崎手打刃物、京刃物、川尻刃物、球磨刃物肥後手打刃物、盛高刃物、岡光刃物、信州打刃物などなど全国で盛んであります。福井県に行くことがあれば、武生市に寄ってみてはどうでしょうか。

武生市にある越前打刃物店はここ

普段使う包丁などを地元の刃物店で見てみてはいかがですか。

「刃物」と皆さんの住所で、さあ、iタウンページ検索!ものすごく見つかります。

【他に面白いことが・・】
■包丁の「包」はもともとは台所(調理室)を示し、「丁」は釘のことで、一点に打ち込む人・事に当たる人・専門職を示すことから、包丁とは「台所の専門家」=料理人、調理士という意味の言葉として使われていました。そこから料理人が使う道具、となり、今の包丁になった、と。また、中国では梁の恵王に仕えた名料理人の名前が、庖丁(ほうてい)で、そこから「包丁」という名前がきているという説もある。
■包丁は「切れる」ということからお祝いにはタブーとされている。しかし、刃物は昔から神聖なもので「魔よけ」「守り刀」という性格があり、戦国時代には、武士として一人前に認められた時や、位が上がった時に贈られたり、買い替えたりして、人生の節目を迎える時には新しい刃物を手に入れ、門出としていました。そのことから、結婚祝い、新築祝い、引越の餞別、御葬式の香典返し、などとして包丁を贈られる方がたくさんいるそうです。但し、結婚祝の際には、「魔よけ・守り刀・未来を切り開く」というような言葉を添えるなど注意が必要とのこと、なのでくれぐれも気をつけてください。

【後記】
日本の刀剣技術は、「三種の神器」の草薙剣に見られるように古来からの技術であり、後世にも伝え残して欲しいものであります。

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