ディスレクシアセルフチェック

 

「もしかして私はディスレクシア？」

自己診断ツール—国際ディスレクシア協会より。

https://eida.org/dyslexia-test/

 

１０の質問に、YES/NOでこたえていくものです。

英語圏の質問表なので、

日本語のディスレクシアでは問われないだろう問題を含んでいますが、

英語の先生にとって、

英語のディスレクシアはどのように表れるのかを理解するのに良いのではないでしょうか。

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１． Do you read slowly? 　 読むのは遅いですか？

2 Did you have trouble learning how to read when you were in school? 
学校に通っていたとき、読み方を学ぶのに困ったことがありますか。

3 Do you often have to read something two or three times before it makes sense? 
意味がわかるようになるまでに、数回読み返すことがよくありますか。 

4 Are you uncomfortable reading out loud? 
音読をするのは苦手ですか。 

5 Do you omit, transpose, or add letters when you are reading or writing? 
読み書きの際に、文字を飛ばしたり、入れ替えてしまったり、入らない文字を追加してしまうことはありますか。 

6 Do you find you still have spelling mistakes in your writing
even after Spell Check? 
スペルチェックをした後でも、スペルミスを見つけることがありますか。 

7 Do you find it difficult to pronounce uncommon multi-syllable
words when you are reading? 
読むときに、多音節の、馴染みのない語を音声化することは難しいですか。 

8 Do you choose to read magazines or short articles
rather than longer books and novels? 
本や小説よりも、もっと短い雑誌や短編記事を読む傾向にありますか。 

9 When you were in school, did you find it extremely difficult
to learn a foreign language? 
学校に通っていたとき、外国語を学ぶのは非常に難しいと感じましたか。 

10 Do you avoid work projects or courses that require extensive reading?
多読が求められるプロジェクトやコースは、避けますか。

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英語圏のディスレクシアに表れる問題は、

日本では英語学習者、特に初期の学習者全般に見られるものでもあります。

なので、余計に生徒のつまずきの原因が特定しにくく、

放置されることにつながっているのだなあと思っています。

 

 

ですが、フォニックスをディスレクシアの子に指導していて

あきらかに音韻性のディスレクシアではないか、と思われる子どもたちは、

 

・音の操作が苦手です。

・類似の音の区別がつきにくいようです。

・文字を見てから発声するまでの時間が長いです。

  

音の操作が苦手なのは、特に２文字から３文字の音素を足す活動で、

びっくりするくらいできないことがあります。

音韻操作力の高い子は、問題なく４文字くらいの音素を足すことができますが、

ワーキングメモリーの弱さもある場合、

３文字でつまる子が多いように感じます。

 

 

その場合は、文字に行くとさらにひどくなるので、

文字を使わずに、

チップなどを音に対応させながら、ゆっくりとブレンディングの練習をします。

 

たとえば、ブレンディングのすぐにできる活動としては、

 

１．/a/という音を発音しながらチップを１つ置く、

２．/t/ という音を発しながら、別のチップを並べて置く、

３．その二つのチップをくっつけて、　/at/と発音する。

 

これを繰り返します。

音に集中させるために、文字は、いれないほうがいいです。

最初はリピートでも、３のステップは徐々に子どもに言わせるようにします。